内容説明
ここ三年間で三万点以上の“つぶやき(幼児が口にしたことを母親がメモしたもの)”を読む機会にめぐまれました。読んでいて、熱いもので胸が一杯になることが多くありました。ひとりで声をたてて笑ってしまうこともありました。一方、胸が痛んで、考え込んでしまうことも、しばしばありました。それにしても、昔の人には鋭い洞察力があったものだと感心しました。「三つ子の魂百までも」が、何十回となく頭に浮かんできました。私も、「三歳児が心の分岐点」と痛感いたしました。そして、一人でも多くの母親に“つぶやき”拾いを、ぜひ実行していただきたいと願い、その参考書として、本書を出版することにいたしました。
目次
1章 母の愛・子のこたえ
2章 母が育てたこころ
3章 模倣・批判・反抗
4章 幼児の感性