影たちの棲む国

影たちの棲む国

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  • サイズ B6判/ページ数 209p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784900456433
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

“A級戦犯”を祖父にもつ女性歌人が、日本国敗戦後の“一つの家族”のうえに流れた時間をいつくしむようにしるしたエッセイに、岡本かの子、与謝野晶子をはじめ、保田与重郎や和泉式部、鏡王女、馬場あき子など、愛惜してやまない文学者・歌人の世界に斬新な視点から光をあてた文学論を収める、やわらかな感性に満ちた初のエッセイ集。

目次

1 “うた”のある記憶(丘の上の家;墓石とワインボトル;青春の「やぽん・まるち」 ほか)
2 心をかきたてる“うた”(保田与重郎の「日本女性語録」;『万葉集』の恋歌―鏡王女の虚ろな恋;和泉式部私考 ほか)
3 “うた”を生きる力(岡本かの子の見た夢;時事詠論争とかの子;恋歌―与謝野晶子の古川大航 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

140
歌人の佐伯裕子さんの自伝のようなエッセイと歌論がいくつか収められています。佐伯さんは戦犯となった土肥原賢二さんのお孫さんで私も同じ小学校で彼女の従兄弟さんと友人であったこともあり知っています。その方が小学校時代からの思い出やご両親のことを書かれているのを懐かしく読ませてもらいました。ひとつの戦後史であると思います。2016/08/08

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