出版社内容情報
「夢 やっぱしプロ野球の選手だけど プロに入るだけじゃつまらないから、有名な選手になって皆から“あいつみたいになりたい”って言われることが夢―鈴木一朗」(自筆)。独自の精神統一的メンタルトレーニングメソッドを紹介する中で、イチロー選手のメンタリティに焦点を当てて各種のデータを公開。
イチロー選手の自己分析や自己コントロールの方法、目標、やる気、情緒の安定性、メンタルタフネスを明らかにするとともに、愛工大名電高中村監督との対話では、イチローから何を学べるのかが縦横に語られています。
併せて、メンタルトレーニングとは何か、なぜメンタルトレーニングは必要か、メンタルトレーニングで何を変えるのか、どこがどう変わるのか、メンタルトレーニングについて分かりやすく解説。現場の指導者がすぐに使えるように、短期間で効果がみられる得られるよう工夫された著者独自のメンタルトレーニングプログラムが紹介されています。
さらに、QRコードを随所に配置することにより、携帯から音声を聴きながらトレーニングに臨むことが可能です。携帯で聴けるメンタルトレーニングプログラムは、次のとおりです。
メンタルトレーニングの説明/リラックス状態へのイントロ/呼吸法へのイントロ/興奮状態へのイントロ/3つの状態を終って/今の状態の測定と把握/緊張興奮状態をつくる/リラックス状態をつくる/説明なしで自分で緊張とリラックスを続ける/脚の重みを感じる/右脚が重くなった 両脚が重くなった/右腕が重くなった 左腕が重くなった/両腕が重くなった/両腕両脚が重くなった
序章 イチローのメンタル
Ⅰ章 メンタルトレーニングとは
1 メンタルトレーニングとは
2 メンタルトレーニングの世界史
3 メンタルトレーニングの日本史
4 なぜメンタルトレーニングは必要なのか
5 メンタルトレーニングで何をかえるのか
6 メンタルトレーニングが受け入れられない理由
Ⅱ章 野球のメンタルトレーニングプログラム内容
1 プログラムの概要
2 プログラムの特色
3 プログラムの内容
Ⅲ章 野球におけるメンタルトレーニングの効果
1 心理検査(質問紙)にみられる効果
2 アルファ波誘導補助装置「アルファシータ」の効果
3 カセットテープの効果
4 イメージングの効果
5 カウンセリング
6 イメージ形成作業 他
Ⅳ章 メンタルトレーニングでどこがどう変わるのか
1 メンタルトレーニングで変えることがら
2 メンタルトレーニングの失敗例
3 メンタルトレーニングの成功例
Ⅴ章 イチローのメンタリティ
1 イチロー選手の目標
2 イチロー選手のやる気(TSMI)
3 イチロー選手の自己分析力
4 イチロー選手の脳波
5 イチロー選手の情緒の安定性(POMS)
6 イチロー選手のメンタルタフネス(MTT)
7 イチロー選手のメンタルトレーニングに対する感想
8 イチローに学ぶ
―愛工大名電高中村豪監督との対話から―
本書で分かりやすく紹介されている手法は、野球に限定されるものではなく、他のスポーツ種目や、社会人としてヘルスフルなメンタルを持ちたいと考えている人々にも、大いに参考になります。QRコードを使用して実際にトレーニングを体感できるように工夫を凝らした新版をぜひ、ご一読下さい!
目次
序章 イチローのメンタル
1章 メンタルトレーニングとは
2章 野球のメンタルトレーニングプログラム内容
3章 野球におけるメンタルトレーニングの効果
4章 メンタルトレーニングでどこがどう変わるのか
5章 イチローのメンタリティ
著者等紹介
豊田一成[トヨダカズシゲ]
1940年滋賀県生まれ。びわこ成蹊スポーツ大学教授(競技スポーツ学科長スポーツ開発・支援センター長)滋賀大学名誉教授。地元滋賀県から甲子園出場の八幡商業高校をはじめ、名門愛工大名電高など高校野球のメンタルトレーニングを指導。このとき鈴木一朗選手も指導を受けている。サッカーユース日本代表のメンタルコーチとしてU‐16でアジアを制し翌年世界選手権に出場。その他、横浜Fマリノス サンフレッチェ広島 東京ヴェルディ1969などといったサッカーを始め多くの種目のメンタルコーチを引き受ける隠れた助っ人。近年は、スポーツ界にとどまらず企業におけるメンタルヘルスなども担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。