内容説明
アリデベルチ・ローマ、両親を殺され、財産を横取りされた薄幸の少女は失意の中でローマを去る。四年後、復讐心を胸に、街に戻った彼女を待っていたのは予想もしていなかった事態だった。“王女”なるが故の過酷な運命。パリで、ニューヨークで、サンフランシスコで、美貌が巻き起こす魔法の出来事。意外な展開の連続に、九百ページがあっという間に過ぎて行く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Chisa
5
☆3 結婚、子供、記憶、死⚫︎何人もの人生が詰まった話なので、自分までも何年にも渡って成長してきたかのような充実感を感じた。でもほとんどの内容は美男美女の恋愛や、モデルの成功っぷり、姑との確執等、女の妄想を詰め込んだ昼ドラのよう。幸せと不幸の繰り返しで、出来事がよく変動するので物語に集中しやすく飽きがこなかった。2015/02/28
you123
0
物語の構築が出来ていない。波瀾万丈の人生が親から子へと引き継がれていく内容は良しとしましょう。しかし、メリハリが弱くダラダラと読み進めてしまう。なぜか?一貫性と言いますか、計算された組立がなく、ダラダラと思い付くままに付け足し付け足しで書いているように感じます。ダニエル・スティールはもうやめます。このてのジャンルで読むんだったら、シドニィ・シェルダンにします。 2014/03/07
ゆきねこ
0
上下巻勢い良く読めます。
POCOT
0
何、この展開?と何度も思った。伏線かと思っていたことはほとんどがなんでもなくって、物語がバラバラな感じがした。でもなぜかすいすい読めて、退屈はしなかった。上巻のおじへの殺意やテディとの関係とか姑とパティの恨みとかが投げ出されっぱなしな感じ。そもそも王女という設定も最後はどうでもよくなっていて、なんだったんだろう?2010/11/17