内容説明
金満ニッポンの谷間に置き去りにされた社会的弱者。まさに、棄てられし民―棄民。されど、彼らは人として生きる権利を主張し始めた。
目次
1章 不可能なる「福祉」(貧しき人びとの深き情)
2章 東の人権裁判(福祉の中身を問う加藤訴訟)
3章 権利としての社会保障(真の自立助長とは何か)
4章 西の人権裁判(福祉の姿勢を問う柳園訴訟)
資料編(加藤鉄男さんの訴え「私がなぜ裁判を起こしたか」;加藤訴訟訴状全文;柳園訴訟訴状全文;日本弁護士連合会の「生活保護の適正実施通達」についての厚生大臣への要望;「生活保護の適正実施通達」に対する小川政亮金沢大学教授の意見)