内容説明
たけしの母は生き方の芸人だった。13歳のとき家が破産したさきは、家を取り戻すため単身上京した。そして30年後、天才を産む。明治女の波乱万丈腕まくり一代記。
目次
第1章 明治37年の早すぎた出生届
第2章 13歳の奉公人、「たけ」
第3章 さき流給金5円の財テク法
第4章 猫に小判の礼儀作法
第5章 花嫁さん、電車を止める
第6章 今川焼きで裁縫を習う
第7章 降ってわいた学士様との婚約話
第8章 洋品店「正木屋」開業
第9章 関東大震災で機転の大儲け
第10章 とうちゃん菊次郎、登場
第11章 貧乏人の悪循環は教育で断つ
第12章 安子を尋ねて150キロ
第13章 地獄の沙汰も米次第配給時代
第14章 駆けっこがはずみで生まれた子
第15章 たけしはアメリカ風男前!?
第16章 子どもの遠足に母が出る
第17章 大晦日のお年玉で年を越す
第18章 家は寝るだけ、透明人間たけし
第19章 ペンキ屋とうちゃんの不言教育
第20章 満員御礼、北野テレビ館
第21章 自慢、高慢、バカがする
第22章 80歳からの老いては子に背け