内容説明
マイケル・ジャクソンの姉ラトーヤが語るジャクソン・ファミリーの真実の姿。親と子の問題、兄弟姉妹をめぐる心の葛藤、いま、はじめて明かされるファミリーの赤裸々な日々。異端児ラトーヤにしてできた華麗なる一族のマル秘部分全公開。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
barabara
1
下世話な暴露本かと思いきや、長い精神的虐待の歴史が丹念に綴られていた。マイケルではなく、あくまでもラトーヤを軸に、全米一有名な一家の、一種独特なルールに縛られた苦悩が最終行まで延々と読書まで苦しめる。三つ子の魂、百まで…。執筆当時は想像さえ出来なかったマイケルの悲しい最期につながる気がした。2012/03/17
澤水月
1
お騒がせラトーヤの暴露本…フィル・スペクターに監禁されレイプされかけたとかマイクタイソンに口説かれたとかびっくり記述。だが意外や結構真っ当に被虐待児としての苦悩を綴っていたように思う。家庭という檻で行われる虐待の実態、被害者の萎縮した精神状態は経験者でなければただ奇矯に取られるものだから…フィルがその後殺人罪で獄に繋がれたことも併せ感慨深い。まいこーのことは全然悪く書いてないし!2009/07/19