内容説明
芝居好きならたまには名せりふのひとつも口ずさんでみたいもの。名狂言四十二から、極めつきの「おいしい」せりふを集めました。それぞれに簡潔な狂言解説と言葉の注解付き。
目次
赤垣源蔵(仮名手本硯高島)
赤城山(国定忠治)
鋳掛松(船打込橋間白浪)
石切梶原(梶原平三誉石切)
一本刀土俵入
加賀鳶(盲長屋梅加賀鳶・質店/勢揃い)
篭釣瓶(篭釣瓶花街酔醒)
髪結新三(梅雨小袖昔八丈)
勧進帳
源氏店(与話情浮名横櫛)〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨーイチ
33
演劇、芝居本の回顧。「演劇界」の演劇出版社のロングセラー。この手の奴、江戸時代は鸚鵡石って言ったらしい。歌舞伎を知り、演劇界を定期購読する様になり、何故か郵便振替で本書を購った。70年代。観劇とレコード(苦労してカセットに落とした)と本書で幾つかは「名調子、迷調子」を口ずさんだものだ。思えば変な高校生だった。少なくともセリフの良し悪しくらいは身についた気がする。未だに下戸で芸無しだがカラオケで「台詞入りのお富さん」(知らない人の方が多いだろうが、気にしない)を演ると、物珍しさで受けは良い。続き2020/05/10
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