内容説明
いま沖縄で、何が問われ、何が闘われているのか?県知事選はじめ数かずの選挙が示してきた、圧倒的な民意を踏みにじり、辺野古埋め立て・新基地建設を強行しようとする、安倍政権。「3・11」東京電力・福島第1原発事故以後、軍国主義ファシズムへと日本政府が狂奔するなか、琉球弧の人びとは顔を上げ、抵抗の声は止まない。
目次
序章 死の国からも、なお語られ得る「希望」はあるか?
1 二〇一一年―「県民大会バス無料券」の記憶から
2 二〇一二年―彼らから遺贈されたはずの世界で
3 二〇一三年―“戦後日本”の果てに
4 二〇一四年―遥かなる邦
5 二〇一五年―辺野古の弁証法
終章 その余波や、余光すらも―「沖縄革命」とは、何か?
著者等紹介
山口泉[ヤマグチイズミ]
作家。1955年、長野県生まれ。1977年、東京藝術大学美術学部在学中に中篇小説『夜よ天使を受胎せよ』(未刊)で第13回太宰治賞優秀作を得、文筆活動に入る。NPO「オーロラ自由会議」副代表理事。SHANTI(絵本を通して平和を考える会)アドヴァイザー。「小諸・藤村文学賞」〓(せん)衡委員。同志社大学メディア・コミュニケーション研究センター嘱託研究員。日本文藝家協会会員。日本ペンクラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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