内容説明
化学熱力学は、化学系および材料系学生にとって、物質が示す種々の現象を理解するために、学ばねばならない学問体系の一つである。本書は、ともすれば分かりにくいとされる化学熱力学を分かりやすく解いた『化学熱力学』の姉妹編であり、また前著『化学熱力学の基礎演習問題』の改訂版である。状態量の差を無理なく理解できる問題、問題に出された物質の変化の意味が容易に分かる問題、特殊な考え方をしない素直な問題など、化学熱力学の基礎的な問題を取り上げている。これらの問題を解くことにより、化学熱力学の基礎を確実に理解し、今後出会い解決しなければならない応用問題に、抵抗なく熱力学を適用できるようになるだろう。
目次
1 基礎事項(系;内部エネルギー;エンタルピー;エントロピー ほか)
2 問題(仕事;エンタルピー、エントロピー、ギブズエネルギーの計算;化学平衡;ラウールの標準状態、ヘンリーの標準状態、活量、標準状態の変換 ほか)
著者等紹介
香山滉一郎[コウヤマコウイチロウ]
姫路工業大学教授。大学院工学研究科物質系工学専攻。材料物理化学担当
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