著者等紹介
ブリュノフ,ロラン・ド[ブリュノフ,ロランド][Brunhoff,Laurent de]
1925年、フランス生まれ。アメリカ合衆国ニューヨーク州在住。父ジャン・ド・ブリュノフの早世後、あとを引き継いで「ぞうのババール」シリーズを手がける
ふしみみさを[フシミミサヲ]
本名、伏見操。1970年、埼玉県生まれ。海外絵本の良書を意欲的に紹介・翻訳している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Cinejazz
13
アナト-ルさんは、ロバが欲しくてたまりません。市場にロバを買いにいきますが、あいにくロバはいませんでした。市場のひとの薦めで雄牛を買いました。でも、やっぱりロバが欲しくて毎日市場へ通いましたが、ロバはいません。代わりに羊と山羊を連れて帰りました。帰り道で出会った蛙も一緒でした。アナト-ルさんのロバへの想いを察した森の梟が、「ぼくがロバを捜してこよう!」と言って飛んでいきました。次に蛙が、山羊が、羊が捜しに出掛けました。アナト-ルさんは雄牛を抱きしめ、皆が戻るのを待っていると・・・。人と動物の愛情物語です。2021/11/30
紅花
12
読み終わって娘が「他の優しい動物たちが可愛そう!」「アナトールさんは、ロバはいらないから、他の動物たちに居てくれ、って言えば良かったのに。」とかなりお怒りの様子。私もそう思う。だけど、こう言う批判的な意見が出るところも、良いんじゃない?2014/06/24
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
11
ロバが欲しいアナトールさんですが、市にいってもロバはいなくて、おうし・ひつじ・やぎを連れて帰ります(道で出会ったかえるも)。それでもロバが欲しいアナトールさんに、納屋に住むふくろうがロバを探しに行き、続いてかえる・やぎ・ひつじが続きますが帰ってきません。おうしがみんなを探しに行って帰ってこずアナトールさんはひとりぼっちに…。2023/04/17
ヒラP@ehon.gohon
10
C事業所で読み聞かせしました。2025/03/28
がる
9
ひとりぼっちで、ロバがほしいと言っているのまではわかったけれど・・・。他の動物を手に入れて、でもやっぱりロバがほしいと落ち込んだりしているのは他の動物達に対して失礼じゃないかと・・・。みんなやさしくしてくれているのに。 どうも納得いかないお話。2012/01/29