内容説明
近代民主主義の礎は、かくして築かれた。政治と思想を大胆に結びつけたロックが、現代哲学への扉を開け放つ。
目次
ロック思想の背景
ロック生涯と作品
ロックの言葉
哲学史重要年表
著者等紹介
ストラザーン,ポール[Strathern,Paul]
ロンドンに生まれる。ダブリンのトリニティ・カレッジで物理学・化学を学んだあと哲学に転向。作家としてのキャリアも長く、小説、歴史書、旅行記など数々の著作がある。数学、哲学、イタリア現代詩と様々な分野にわたって、大学で教鞭をとったこともある。本シリーズはイギリスでベストセラーとなり、他5カ国で出版された
浅見昇吾[アサミショウゴ]
慶応義塾大学文学研究科博士課程修了。ベルリン・フンボルト大学留学を経て現在慶応義塾大学文学部講師。専攻は哲学
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けんたろう
1
人は自然状態ではどうしても他人の権利を侵食してしまいがち。だから人間はお互いに集まり「社会契約」を結び、政府が法律で国民を保護し自然権を守る。もし政府が暴走するのなら、国民には革命を起こす権利がある。今となっては当たり前だけどロック凄いよね2016/09/07
魚京童!
1
http://kuzirappa.blog.fc2.com/blog-entry-388.html2013/05/12
左手爆弾
1
本当に90分でロックを解説してくれる。極めて平凡な家庭で生まれ育ったロック、女好きなロック、医者としての心得もあったロック、それは新たな発見だった。だがロックの思想史的な意味や思想内容の説明については同意しがたい。「ロックは平易に書いた、ヘーゲルは壮大な体系化という愚行をした。今時体系なんてほとんどの人は信じない」みたいなことが平気で書いてある。筆者の価値判断が出過ぎているという意味で、到底人に薦められる本ではない。2012/04/11
ハニ
1
白紙、タブラ-ラサかぁ。2011/07/21
星規夫
0
このシリーズはこれで3冊目になる。人物評伝が主軸になっているので、思想を知りたい人間には甚だ不向きに思われる。少なくとも、自分には不要のものであった。2012/08/21
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- 和書
- 遠き色 - 田井洋子句集