内容説明
4歳の頃から受けつづけた母親からの凄絶な児童虐待、差別と偏見にさらされた里子生活…。幼少時代に想像を絶するような苦難を経験したデイヴ・ペルザーが、読者ひとりひとりに語りかける、豊かな人生を送るためのアドバイス。
目次
第1部 人生のゴミを捨てよう(自分を解放しなければ何も始まらない;環境に負けないためには;許すことを学ぼう)
第2部 本当の望みを知ろう(たったひとつの大切なこと;成功のための代償)
第3部 いまの自分、いまあるものを喜ぼう(幸せはいますぐに;自分で自分にかける言葉の大切さ;自分の環境は自分で作ろう)
著者等紹介
ニキリンコ[ニキリンコ]
翻訳家。心の問題に興味を持ち、原書を多数読み込むうちに翻訳の仕事と出会う。訳書に『片づけられない女たち』(WAVE出版)、『ずっと「普通」になりたかった。』(花風社)等がある
ペルザー,デイヴ[Pelzer,Dave]
カリフォルニア州デイリーシティに生まれる。州史上ワースト3を記録するほどの児童虐待を受けたのち、里子として少年期を生きぬき、米空軍に入隊。航空機乗組員として、湾岸戦争で空中給油という特殊な任務などを果たす。一方で教護院や、青年援助プログラムで活動し、退役後も、セミナーやワークショップを開き、活動を続けている。その業績は、元大統領のロナルド・レーガンやジョージ・ブッシュからもじきじきに賛辞を与えられ、1990年にはJ.C.ペニー・ゴールデン・ルール賞とカリフォルニア州ボランティア賞を受賞。93年には、ジョン・F・ケネディやウォルト・ディズニーも名を連ねている「アメリカの優れた若者10人」(TOYA)のひとりとして表彰された。さらに94年には、アメリカ国民として初めて「世界の優れた若者」(TOYP)に選ばれ、96年には、オリンピックの聖火リレーで聖火を運ぶ栄誉を担った。また、虐待を受けた日々を赤裸々に綴った『“It”と呼ばれた子』『ロストボーイ』『デイヴ』が3冊同時にニューヨーク・タイムズ・ベストセラー・リストに登場するという快挙なしとげている
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