内容説明
「人文知」とは何か?博物館の現場で見つけよう。新世代博物館をめざした琵琶湖博物館の、学際的・地域的な企画と活動のバックヤードやフィールドから、「人文知」の具象化した姿を発見し、成長させようとした実践例を紹介。本書は、博物館での知的探求のきっかけづくりをめざす知への憧れに満ちた地域の人びとと、楽しく学んで博物館学芸員資格を取ろうとする学生に向けた応援歌である。
目次
序章 考古学の「知の発見」と博物館
第1章 新世紀の博物館像は
第2章 さまざまな博物館を楽しむ
第3章 「水」がテーマの博物館活動
第4章 琵琶湖博物館の裏側
第5章 博学連携・地域連携とは
第6章 国際化と国際交流の試み
第7章 ヨーロッパの博物館事情をながめる
第8章 中国の博物館とフィールドに学ぶ
第9章 地域博物館はどこへ向かうのか
終章 「知の成長」に向けて
著者等紹介
用田政晴[ヨウダマサハル]
1955年生まれ。岡山大学法学部史学科考古学専攻卒業。岡山大学法文学専攻科史学専攻考古学コース修了。岡山県総務部県史編纂室、滋賀県教育委員会文化財保護課、滋賀県立琵琶湖博物館事業部長・研究部長・上席総括学芸員などを経て、現在、滋賀県立琵琶湖博物館名誉学芸員・特別研究員、神戸学院大学人文学部教授。博士(人間文化学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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