内容説明
いまは、ひとを殺してみなければ、自分が生きている実感さえ掴めない時代のようです。いのちをあずかり、癒す医師でさえ、いのちの原理を知らないでいます。いのちとは、愛である、と聖書ではいいます。また、真理でもある、といいます。愛とは、受け継ぐもの、といいます。真理もまた、教えてもらうもの、です。したがって、両親に愛されない子、真理を教えてもらってない子は、おとなになっても、ひとを愛すること、受け入れることはできません。しかし、聖書ではそういう人たちにも光を照らしています。
目次
1部 父の哀しみ(日本人の教育について;人間の不品行はこうして始まった ほか)
2部 国が滅ぶということ(再生への自戒;遊女ラハブの場合 ほか)
3部 子の救い(新しい歩みのために;聞く耳を持つということ ほか)
著者等紹介
吉川宣行[ヨシカワノブユキ]
1942年、大分県に生まれる。1970年、兵庫県立神戸商科大学修士卒業。1970年4月から81年3月まで、盲学校養護学校夜間中学高等学校に勤務。1982年4月、神戸ルーテル神学校で研修。1985年から再び高校、大学で教える傍ら伝導者になる。「キリストめぐみの家」主宰。現在、神戸市在住。著書に『知っておきたい親と教師のことば』(ひかり書房)、『知っておきたいキリストの世界』(ひかり書房)、『拒食症の家』(エピック刊)ほか
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