内容説明
政治学の泰斗、チャールズ・E・メリアムの自伝。現実問題から政治学が模索し、政治が政治学から学習する。この循環があって政治は洗練されていく。メリアムは政治学のシカゴ学派の総帥として、政治に隣接する諸科学を駆使して成果をもとめる知恵を生かした。自らもシカゴ市議会議員を経験し、4人のアメリカ大統領の政策決定に関与している。メリアムが語る「教育」には、現在拡大しつつあるロシア、ビルマ、北朝鮮などのジャングルの政治はどのように映るのであろうか。訳者である元都議会議長、和田宗春のオーラルヒストリーも併載する。
目次
第1部(チャールズ・E・メリアムの教育;メリアムの時代;『チャールズ・E・メリアムの教育』の周辺)
第2部(実験室の政治で終わらせない)
巻末資料
著者等紹介
和田宗春[ワダムネハル]
1944(昭和19)年生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科修了。元文京学院大学非常勤講師(政治教育論・政治権力論)、元北区議会議員、元東京都議会議員・第43代議長。剣道錬士七段、居合道五段、杖道四段。学芸員。藍綬褒章、旭日中綬章各受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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