内容説明
ぼくの夢はアインシュタインのような学者になることだった。努力すればノーベル賞だって夢ではないと思っていた。ところが中三の夏、重い肝臓病なのがわかった。高一のときに本当の病名を知った。大学を卒業するまで生きられないかもしれない…。大学院入学を前に、ぼくはアメリカへ渡った。肝臓移植を受けるため。夢をあきらめないために。
目次
1部 ぼくは生きる(原因不明の病気;大学病院での検査入院;移植拒否;いのちを求めて)
2部 健とともに(帰国直後の出来事;新しい生活の始まり;敗血症との闘い;挑戦あるのみ;いかに生きる;無償の愛そして夢;夢を叶えた健;三宅健さんを偲んで;三宅健君のこと―慶應義塾大学大学院での研究生活)