内容説明
茅葺き民家に暮らす住民もそれを修復する茅葺き職人も、ほとんどが高齢者ばかりだ。彼らの話を聞き、仕事を見るのは、今しかない。文字通り風前の灯火だ。編者は、ビデオカメラを携え各地の取材・撮影を開始した。
目次
『藝州かやぶき紀行』を撮る
人肌の温かさを写した映画
西中国のかやぶきを歩く
忘れられゆくかやぶきの里
日本列島茅葺き文化論序説
今を生きる藝州茅葺き民家
藝州茅葺き屋根ができるまで
藝州に伝わる二つのわざ
カマバリの列島分布
広島サッカシと呼ばれた職人
「手」が歩く
茅葺き屋根の記憶
語り伝うかやぶき文化
「百姓」の底力
著者等紹介
青原さとし[アオハラサトシ]
ドキュメンタリー映画作家。1961年、広島市生まれ。1988年、民族文化映像研究所に一四年勤める。2002年からフリー。ヒロシマ平和映画祭実行委員会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。