内容説明
地域を少しでも住みやすくしようとする「まちづくり」、経営危機に真正面から取り組み社会貢献をめざす「企業経営」。この2つに共通するのは、人間(ひと)の存在。元気な人がいないとどうしょうもない。現実を直視して、多くの智恵を集め、情熱を傾けて頑張る人がいれば、状況は打開されてゆく。本書は、都市計画コンサルタントとして28年、中小企業の経営者として13年やってきた筆者の、社会に向けた力強いメッセージである。
目次
序 二一世紀を生き続けるために
第1部 まちづくりを支えるコンサルタントの仕事(コンサルタントの成長と現段階;コンサルタントの役割とその展望)
第2部 ひと、まち、地球の価値を高めるまちづくりへの挑戦(人間発達のまちづくり論;港の活性化とまちづくり;学研都市とまちづくり;震災復興とまちづくり;沿岸域の再生とまちづくり)
第3部 コンサルタントからみた海外のまちづくり事情(ヨーロッパ、アメリカ、アジアの交通事情;アメリカ、アジアの都市事情;アメリカの港湾事情)
第4部 これからのまちづくりと企業経営(いま、まちづくりに問われていること;これからの企業経営に求められるもの)
著者等紹介
杉原五郎[スギハラゴロウ]
1948年岐阜県生まれ。京都大学工学研究科修士課程(土木工学専攻)修了。1974年、(株)地域計画建築研究所入社、現在副社長兼大阪事務所長。京都大学工学博士、技術士(都市及び地方計画)。大阪大学、大阪市立大学、近畿大学、大阪経済大学、大阪産業大学で非常勤講師。阪神・淡路まちづくり支援機構の運営委員やイ・キューブなどのNPOの役員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。