帰る家もなく

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  • 商品コード 9784899823407
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

帰る家はないけれど、
これから旅する場所はいくらでもある
海風が吹いても消えない足跡が
遠くまでづいているはずだ

『首里城への坂道』『美麗島まで』のノンフィクション作家が紡ぐエッセイ集

沖縄、台湾、韓国、日本、欧米………
歩き、出会い、見つめる
旅のなかでよみがえる愛しい人たちの記憶。

ノンフィクション作家として、自分自身のルーツでもある沖縄の近・現代史を描き、また国内外の様々な旅を続けるなかで出会ったひと、歴史、友人たちの思い出と忘れてはいけない歴史の記憶を拾い集めてきた著者が、個人史として、ルポルタージュとして、そしてなにより楽しい旅の日々としてまとめた珠玉のエッセイ集です。ボーダーインクから与那原恵の単行本を刊行するのは初めて! ぜひ手にとってください。

●目次
第一章 帰る家もなく  
    スリーイー 
    那覇バスターミナルにて
    「おもろ」の匂い

第二章 時の散歩道
    江戸の琉球ブーム 
    わが祖先の苦悩
    柳宗悦と沖縄
    山口泉という人
    池袋モンパルナス
 
第三章 旅の向こうに
    台湾、記憶の島で
    成功鎮の風に吹かれて
    森外の遺品を守った台湾人医師
    歌え、台湾! 「NHKのど自慢」がやってきた
    ペク・ヨンスに会いにいく
    福島の天の川
    図書館は誰のものか

第四章 家出の自由
    井田真木子さん/おいしいロンドン
    すてきな浪曲/作家滞在制度
    イ・ジュンソプの妻/済州島から琉球へ
    アーニー・パイル/馬橋盆踊り
    横浜寿町フリーコンサート/哲学堂へエスケープ
    祖母たちの声/旅するサモワール
    てぃびち礼賛/オキーフのキッチン
    戦後の影/ワインと赤星家の物語
    ゆずられる着物/わが洞窟暮らし
    おしげさん/家出の自由
    怪人・種村季弘さん/海の地名 渡名喜島
    沖縄工芸の父娘/旅の相棒
    炭火トースト/白い家 

あとがき
初出一覧


【帯より】
たぶんほとんどの人生は、忘れ去られる。たとえそれが家族の思い出であっても。そして夜空に拡がる星々のように、誰かが見上げてくれるそのときまで沈黙している。 旅する人は、その声をきっと拾い集めることができるのだろう。
そんなことを考えているうちに、この本ができた。与那原恵のごく私的な旅の記憶と、とても大切な歴史の断片を切り取ったエッセイ、ノンフィクションたちは、彼女の旅するときの高揚感、出会いと別れの切なさが詰まっている。(ボーダーインク 新城和博)

●著者プロフィール
与那原恵(よなはら・けい)
ノンフィクション作家。1958年東京都生まれ。
著書に『美麗島まで』『サウス・トゥ・サウス』『わたぶんぶん わたしの「料理沖縄物語」』など。『首里城への坂道 鎌倉芳太郎と近代沖縄の群像』で第2回河合隼雄学芸賞と第14回石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞を受賞。

●発行2018年3月30日

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たま

29
ノンフィクション作家与那原恵さんの本。物悲しい題名はまだ10代で相次いで両親を亡くされた経験に由来するようだが、そのご両親と語り合うかのように父祖の地沖縄や台湾を訪ね歴史を遡る。東京生まれの与那原さんにとって珍しくしかも懐かしい文物。私的な回想を交えた記述が読み手の心にも触れてくる。雑文集なので主題は様々だが、画家の大叔父南風原朝光の暮らした池袋の芸術家村、民藝運動と沖縄、台北帝大医学部の森於兎や金関丈夫、日本育ちの韓国の画家ペク・ヨンス等、激動の時代に異郷で芸術と学問に生きた人々の記録が心に残った。2021/05/20

チェアー

13
自分のルーツをたどり、沖縄、台湾を歩く。人に出会い、話を聞き、新たなつながりができる。「帰る家もなく」はネガティブなことではなく、帰る家がなくとも旅先が自分の居場所になるということだった。事実の詰め方、自分とのかかわりの書き方などを見ていると、井田真木子さんを思い出す。他の著作も読んでみたい。2018/07/19

つけ麺部長

3
エッセイ集。他の本とも重複するところが多々あり、流し読みで読了。2019/12/15

きょん

3
著者の家族や出会った人々の歴史、交流、文化、旅、本の話…。それぞれの物語に痛みや悲しみもあるけれど、やさしさや温かさもある。人が生きるというのは、そういうことなのだと感じさせられる。2018/10/28

ぶっちゃん

2
与那原さんの本はなぜだろう? いつもキュンとさせられて、 キュッと胸が締め付けられる。 それでいて、時代や場所を飛び越えた所に連れて行ってくれるワクワクもある。 今回は今まで読んできた著者の本の背景が透けて見えたり、ノンフィクション作家の生活も垣間見る事が出来。、又次の作品が楽しみになった。2018/04/14

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