内容説明
平成の琳派と呼ばれる画家、日本画壇の異才、石踊達哉その発想と展開。
目次
花鳥風月への道―自由なる創造と空間を求めて
古典へ―源氏物語を描く
屏風の世界―伝統と革新
石踊達哉の軌跡―写真アルバム
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソラーレ
5
この画集は好き！見に行きたくなる作品。花の絵がメイン。その木の一番美しい瞬間をとらえている。幻想的で艶やか。特に満開の梅、月と満開の桜、満月と満開の桔梗が好き。作者は朝５時から夜9時まで１６時間もの間創作に当たるという。すごいと思う。そして、下絵を描かない。植物のデッサンはしない。じっくり観察したものを一度自分の中で消化し、感性というフィルターの中で具象化するそう。感じたことを自分の中で一度消化するということはすばらしいアウトプットにつながるのだなと感じた。2022/06/04
