内容説明
ADSL、CATV、FTTHなどのいわゆるブロードバンドが普及し、インターネットを常時、高速にアクセスできるようになりました。これは同時に、インターネットからのアクセスを常時、高速に受け入れることも意味します。手持ちのコンピュータでサーバーを作り、自分の判断と責任で運用し、自宅から世界へ向けてサービスを提供する―私たちがずっと夢見ていた「自宅サーバー」が、いよいよ現実のものになろうとしています。とはいえ、ブロードバンドは自宅サーバーの実現に立ちはだかるいちばん大きな課題をひとつ解決してくれたに過ぎません。まだたくさんの小さな課題がありますし、さしあたってはソフトウェアの一式を揃えるという煩わしい作業が待っています。本書は、これら残された課題を解決し、最強の自宅サーバーを実現する入門書です。ソフトウェアはLinuxを中心に構成するものとし、その一式を添付CD‐ROMのFedora Core2からインストールします。作業の一部始終は、豊富な図版を掲げて具体的に説明していますから、あとはただコツコツと取り組んでいただくだけで目論見どおりの自宅サーバーが出来上がります。
目次
自宅サーバーの基礎
Linuxのインストール
BBモデム直結の構成
ルーター経由の接続
完全修飾ドメイン名の設定
Telnetサーバーの構築
VNCサーバーの構築
FTPサーバーの構築
メールサーバーの構築
ウェブサーバーの構築
Sambaサーバーの構築
Netatalkサーバーの構築
自動更新機能の設定
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- 和書
- 超精密機械の基礎