内容説明
世界経済や国際政治の近未来のガイドブック。今後10年間にどのようなことが起きるかを予測。
目次
序章 国家の限界を超えた資本主義
1章 世界は「三つの勢力」で動いている
2章 アメリカを破壊したい勢力
3章 手を結ぶ独裁者、習近平とプーチンの行く末
4章 通貨の群雄割拠時代が到来する
5章 平和ボケ日本が戦争を引き起こす
著者等紹介
藤井厳喜[フジイゲンキ]
1952年、東京都生まれ。国際政治学者。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。77~85年、アメリカ留学。クレアモント大学院政治学部(修士)を経て、ハーバード大学政治学部大学院助手、同大学国際問題研究所研究員。82年から近未来予測の「ケンブリッジ・フォーキャスト・レポート」発行。有料のオンライン情報サービス「ワールド・フォーキャスト」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tomo
10
☆☆☆☆☆ ・若い頃から左翼過激思想、民主党陰の本命ミシェル・オバマ、・税金を徴収する国家に抗い課税回避地(タックスヘイブン)に逃げこむGAFAなどの大企業と、国家を否定する民主党との高い親和性、・昔の民主党は、額に汗して働く労働者の政党だった…それが今や、大企業やBLM・ANTIFAのような極左暴力集団を支援する党に成り果ててしまった、遠い🇺🇸の選挙だから🇯🇵には関係ないや…民主党があと4年続いたら、諸外国に公金ばら撒き続け、LGBT理解増進法等を通して🇺🇸民主党の言いなりが続く…😱2024/01/11
魔王
8
おそらく陰謀論と言われるのでDSとは言わず、藤井さんなりの言い方でしたがわかりやすかったです。 とりあえず今のバイデンと岸田はだめ。そして、自国は自国の軍隊で守るようにならなければならないです。 とりあえず課題が見えているのになにもできないのが悔しい。2024/01/29
新父帰る
6
2023年10月初版。著者は予想は当確率が高い。世界を三極構造で観ると確かに分り易い。バイデンとトランプは対極にあり、岸田首相はバイデン側に。著者は2020年のアメリカ大統領選挙は左翼クーデターだと指摘。この書はトランプ銃撃事件前の著書なので、今著者はどう占うか。中国の崩壊を予想。習近平は国内の二大派閥との闘いに直面している。日本の平和は核武装によって保たれるとする見解に賛同。中国が日本に核攻撃して、米国が核反撃することは現実的ではないとすれば、日本は核武装しかない。台湾有事の可能性は極めて低いとする。2024/07/20
かわかみ
6
陰謀論ではないが、今後の国際政治経済は民主的ナショナリズム、独裁的ナショナリズム、無国籍企業的グローバリズムの3つの勢力の相克で動いていくというのが基本認識。最後の無国籍企業的グローバリズムというのがわかりにくい。本書を離れるが、ジェフ・ベゾスが国際会議で米政府がベーシックインカムと似た政策を導入することを訴えて会場の喝采を浴びたそうだ。しかし、この話は一皮剥くと多国籍(無国籍)企業であるAmazonは米国に税金を納めたくないが、米国民にはAmazonで買って欲しいという話。真偽不明だけど。2024/05/02
ペンポン
1
世界の政治・経済は、独裁的ナショナリズム、民主的ナショナリズムと英国守旧派に牛耳られている無国籍企業的ナショナリズムの相剋で成り立っているとの持論は以前から知っていた。 そして米国民主党は無国籍企業的ナショナリズムの考えを持ち、岸田総理も同じ路線である。岸田総理は更に財務省の言いなりである。このままだと日本も米国、世界も先が暗いことを色んなデータでもって解説していて良く分かる。中国が崩壊した場合の日本への影響も分かった。軍隊を持ち、更に核兵器を所有することで、他国からの侵略を防げることはその通りと思う。2024/09/05