皇室をお護りせよ!―鎌田中将への密命

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皇室をお護りせよ!―鎌田中将への密命

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  • サイズ B40判/ページ数 271p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784898318539
  • NDC分類 916
  • Cコード C0230

出版社内容情報

日米開戦80周年目にして甦る。皇室を親子で護った感動のノンフィクション
「鎌田中将、日本を救ってくれてありがとう」そんな言葉が出てくる一冊です。

昭和20年8月15日--北京で終戦を迎えた鎌田詮一中将。
自決するための毒薬を準備しようとしたら、突然の帰還命令が。
帰国すると時の首相、東久邇宮首相から「どうかよろしく頼みます」と
手をついて頼まれた。
そのときから皇室を護るための占領軍との困難な交渉が始まった……。

終戦直後、マッカーサー率いるGHQが来襲。天皇制度の存続が危ぶまれ、無理難題を次々につきつけてくる。その危機を救ったのが、「皇室をお護りせよ」と東久邇宮首相から内々の命令を受けた鎌田銓一中将。彼は米国に留学し、米陸軍で大隊長も務め、マッカーサーにも会い、そのときの米兵部下がGHQに何人もいた。軍票導入寸前の非常事態も、彼の人脈と機転で阻止した。知られざる占領秘話物語

※本書は、2016年に小社より刊行された同名の単行本をWAC BUNKO化したものです。

(出版社より)現代史、戦争関連の書物は数多いですが、本書に出てくる鎌田銓一中将のことに触れている本は少ないです。でも、一読すると、こんなグローバルな軍人が戦前の陸軍にいたんだと驚かれることでしょう。

学者肌なところもあって、工兵としてコンクリートの強度などについて京大などで軍事研究をし、ひいては、当たって砕けろ式に訪米し、アメリカのイリノイ大学に留学し研究をします。
現地のアメリカ人社会にも飛び込み、日米交友・親善のための活動もします。挙げ句の果てには、なんとデラウェア州にあるフォート・デュポン工兵第一連隊に入隊し、見習いとはいえ、大隊長の職務を代行するのです。そのときの「教え子」というか「部下」が、1945年8月、戦勝国の軍人(先遣隊)として厚木にやってくるのです。

そこに鎌田さんが何も知らずに待ち構えていた……。運命の再会……。そのとき、かつての上司(鎌田)と部下(テンチ大佐ほか)が立場を代えて向き合う。しかし、勝者の米軍将校が、鎌田さんに対して直立不動で敬礼をするのです。その一幕……。
同席していた有末精三中将の『終戦秘史 有末機関長の手記』によれば、「談笑の会話さえ交わされはじめ緊張した空気は著しくほぐされて来た」とのこと。これも鎌田中将の人脈があってこそのことだったのです。

息子の鎌田勇さんも、米国人の皇室へのイメージアップのためにしばしば、父親からパーティ会場などに駆り出されて活躍します。そんな希有な親子の体験を綴った書です。

内容説明

昭和20年8月15日―北京で終戦を迎えた鎌田銓一中将。自決するための毒薬を準備しようとしたら、突然の帰還命令が。帰国すると時の首相、東久迩宮首相から「どうかよろしく頼みます」と手をついて頼まれた。そのときから皇室を護るための占領軍との困難な交渉が始まった…。皇室を親子で護った感動のノンフィクション。

目次

第1章 日本の戦後を救った、厚木での「再会」
第2章 人生最期と決めた日に「皇室をお護りせよ」の密命
第3章 「技術」を学んで国にご奉公したい
第4章 米軍の指揮官となった日本の工兵将校
第5章 兵站を軽視して、勝つことはできない
第6章 マッカーサーが突然やって来た
第7章 「国民外交」で天皇陛下をお護りする

著者等紹介

鎌田勇[カマタイサム]
実業家、作曲家。1928年(昭和3年)6月2日東京で生まれる。学習院中等科高等科に学ぶ。1945年、陸軍士官学校に入学することになるが、終戦で閉校して学習院に復帰。父・銓一の秘書的な役割を果たした。音楽への造詣が深く、演奏でも米軍将校と交流を深める。慶應義塾大学文学部を卒業し、沖電気入社。沖ユニシス社長、日本ユニシス取締役、ジェイビルサーキット日本代表などを歴任。音楽関係では、学習院オーケストラの指揮者を務めるほか、作曲家として活躍。音楽活動を通じて皇室との交流も持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。