内容説明
差別禁止、差別反対論が、同時に苛烈な女性差別を内包している現実を知ってほしい。権利保護を大義名分にして、ほかの権利侵害を平然と行うことは絶対的に許されないのだから―。
目次
第1章 暴走するフェミニズム(トランスジェンダー選手(女性自認)の五輪参加は「平公平」?
ノーテンキなリベラル男は「幼女」がお好き? ほか)
第2章 暴走する人権ファナティシズム(日本の保守政権に正しい「移民・防疫」政策はあるのか?;慰安婦は皇軍将兵の“妻”であった ほか)
第3章 暴走する媚中派日本人(ウイグル人弾圧に加担する企業の大罪;「ウイグル人を救え」という中共非難決議も見送る日本の脆弱 ほか)
第4章 暴走する狂気の独裁国家(海保よ、武器をとって「海警法」から国民を守れ;日本人殺害要員が国内に六十万人いる ほか)
著者等紹介
橋本琴絵[ハシモトコトエ]
昭和63年(1988年)広島生まれ。平成23年(2011年)九州大学卒業。英バッキンガムシャー・ニュー大学修了。第48回衆議院議員選挙(2017)で、希望の党公認候補として立候補(次点)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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absinthe
148
表題は『暴走するリベラル』の方が良かった。それだと手に取らない人が出て来るだろうか。核武装論で有名な著者だが、保守なら概ね同意するだろう。(とはいえ、保守でも全章に賛成という人は多くはないとは思う。)安易に法案に賛成してしまって、見落としていることは無いですか?本当に論点はそれだけですか?という確認には良い本で、議論の出発点にしても面白い。展開が飛躍気味で結論を急ぎすぎてるとは思うが、ためになる読書だった。2023/03/03
タカシール
18
昨今のLGBTを巡る論説などの多くになんとなく違和感を感じていた。「保守」という立場からの考え方が一つのヒントになるのではないかと読んでみた。著者の考え方には賛同できるものが多い。性差別や人権など話題豊富で読み物としても面白かった。2021/10/25
jjm
14
一見反フェミニズムと思いきや「現実の経験として男女は生物学的に異なる特徴と性質を持つ。この現実を受け入れ、女性を男性化させる近年の性差別思想」と著者は言っている。そもそも男女「平等」とは。オリンピック競技が男女別になっていること、大相撲土俵が女人禁制であること、女性はローマ教皇になれないこと、キリスト教のGodはheで受けること。色々なことを考えた。お隣の韓国で兵役は男性しかつけないことに対し、それは女性差別であると主張する女性はどの程度いるのだろうか。2023/04/16
sayzk
13
例えば「夫婦別姓」について、竹田恒泰氏は「賛成派は『男女同権!』『女性差別止めろ!』のワンフレーズで済んじゃう。反対派は色々説明しなきゃなんないからどうしても不利。」と言う。よって本書も以外に読みごたえがありました。 橋本琴絵氏は「観念論と経験論」で経験論が大事でそれが保守派の根本になると説明する。いい本でした。2021/11/04
H
10
なかなかの説得力。女性差別は論外だが、ジェンダーフリーはどう考えても行き過ぎ。日本の国柄を壊す目的が透けて見える。2023/04/16
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