出版社内容情報
渡部昇一『日本の歴史』シリーズ累計38万部突破!
皇室を読み解く!
目次
第1章 神代から続く皇統―日本人はどこから来たか
第2章 神話の時代
第3章 言霊の栄える国―古事記・日本書紀・万葉集
第4章 仏教渡来と神道―聖徳太子の現代性
第5章 律令制度と日本的仏教の成熟
第6章 平安朝の女性文化
著者等紹介
渡部昇一[ワタナベショウイチ]
上智大学名誉教授。英語学者。文明批評家。1930年、山形県鶴岡市生まれ。上智大学大学院修士課程修了後、独ミュンスター大学、英オクスフォード大学に留学。Dr.phil.、Dr.phil.h.c.(英語学)。第24回エッセイストクラブ賞、第1回正論大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ムカルナス
7
神話の時代から平安中期の藤原氏全盛時代までの歴史。通常ほとんど触れられない神話に全体の1/3を使って現在の天皇家に続く歴史のルーツとして説明されている。事実かどうかでなく戦前までの日本人は神話を意識してその流れに従って行動していたことが大事なのだという。実際、本書で神話を物語ではなく歴史として読んでみて初めて日本の建国の話が根っことなり、その後の歴史へと繋がっていくと感じられた。そして、建国神話を国民が共有できるのとスッポリ抜けているのでは日本人としての自覚や愛国心が全然違うのではないかと思えてきた。2017/07/18
kota
3
日本の初代天皇、神武天皇に至る系譜は、イザナギ、イザナミを初めとする神話の時代と言われる。神話時代など、学校で習ったか定かではない。昔は近親結婚が多かった。異常児も多いが、稀にサラブレッドが生まれる。聖徳太子は十七条憲法で「和をもって貴しとなす」と定めた。これは、日本人のアイデンティティーの一つとなっている。だから、日本人は「和を乱してはいけない」と思うのである。誰もが聞いたことのある聖徳太子、彼もサラブレッドの一人だと言われている。用明天皇の子のうち有名な人物は?と聞かれても今なら答えられる。2020/05/27
takeshi3017
3
渡部氏の日本史通史第1巻。全7巻あるのでゆっくり読んでいこうかと思っている。1巻目なのに最後の方もう平安時代。ちょっとペース速すぎや。2020/02/09
さとうはるみ
1
日本史は神話時代から続いているのだ、考古学は大事だがそれだけではわからない。神話時代を無視することに疑問を投げ掛ける1冊。神話時代を無視しては、なぜ藤原氏は天皇にとって変わる気がまったくなかったのかがわからないし、幕府との違いも実力がまったくなく権威しかないのに、なぜ2000年も続いてきたのかわからなくなると論旨明快に教えてくれる名著。2022/04/25
GASHOW
1
神話から天皇がはじまり、現在まで続いているという。日本はすごい国だね。2020/03/21