内容説明
日本人のための日本の歴史。日露戦争、ロシアの脅威を打ち砕く。白人に屈しなかったアジア唯一の国。
目次
第1章 世界史から見た明治維新
第2章 指導者たちの決断
第3章 明治日本の外交政策
第4章 明治憲法の意義と危うさ
第5章 日清戦争の「義」
第6章 ロシアの脅威と日英同盟
第7章 大帝国ロシアを倒した日本人の叡智
第8章 世界史を変えた日露戦争
第9章 日韓併合の実情
著者等紹介
渡部昇一[ワタナベショウイチ]
上智大学名誉教授。英語学者。文明批評家。1930年、山形県鶴岡市生まれ。上智大学大学院修士課程修了後、独ミュンスター大学、英オクスフォード大学に留学。Dr.phil.、Dr.phil.h.c.(英語学)。第24回エッセイストクラブ賞、第1回正論大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ムカルナス
7
明治維新から日韓併合までの歴史については極端な異説もなく大体同じところに落ち着いている感じだが、その中でも本書はべストだと思う。特に明治憲法の章は秀逸。立憲君主制のプロシアを参考にした明治憲法は内閣や首相の記述がなく建前上は行政権は天皇にある。一方、改正条項はあるものの「不磨の大典」とされたので改正されることなく、その欠陥は明治の元勲が補っていた。が、昭和になると軍部に悪用され破滅の道を歩む。欠陥があるのはGHQ作成の現憲法も同じ。他の法律で補っているが憲法を悪用する輩が出てくるかもしれない。2020/06/15
kota
2
第5巻はTHE明治。明治時代の偉人の功績は大きい。伊藤博文をはじめ、政府自らが海外へ行き西洋文明を日本に取り入れた。船で難破し、アメリカへと渡ったジョン万次郎のおかげで、ペリー艦隊が来たときに討ち払うことはしなかった。これらは、明治維新の成功要因の一つと言われている。義和団の乱で略奪強姦をしなかった日本人の品格により、日英同盟に繋がった。二十世紀初頭の大事件と言われる日露戦争に勝利した鍵の一つに日英同盟がある。もちろん、下瀬雅允の下瀬火薬や、秋山好古の機関銃戦法が勝利への大きな要因でもある。2020/06/20
takeshi3017
1
渡部昇一の日本の歴史、その5は明治時代。世界史を変えた日露戦争。そこには指導者たちの決断があった。明治政府の高度な外交戦略。世界を驚かせた日英同盟。日本海海戦の完全勝利。日本を見て有色人種が目覚めた事など。詳細→http://takeshi3017.chu.jp/file8/naiyou27509.html2020/06/13
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