目次
第1章 あの、朝鮮民族とつき合う方法(韓国との歴史共同研究は怒鳴り合いの論争;韓国人はウソをつくのがあたりまえ ほか)
第2章 いまや「正統性の奴隷」と化す韓国(韓国人特有の行動パターン;言いつけるイガンヂル・ワールド ほか)
第3章 朝鮮民族の復讐のカタルシス(拉致も竹島支配も復讐のつもり;「反日のうねり」が盛り上がらなくなってきた ほか)
第4章 東アジア贖罪意識から目を覚ませ(反省しない非道徳な中国;孔子のような聖人では執政できない国 ほか)
第5章 鋭い直観で東アジアを見よ(唯名論と実念論の国がある;中韓首脳会談は「日本外し」でなく「北朝鮮外し」 ほか)
著者等紹介
古田博司[フルタヒロシ]
筑波大学人文社会科学研究科教授。1953年、神奈川県横浜市生まれ。慶応義塾大学文学部史学科卒業。同大学大学院文学研究科東洋史専攻修士課程修了。韓国滞在が長く、その体験と研究を下地にした韓国論を複数出版している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mazda
21
シナ、朝鮮半島に関する本としては、かなりの秀作だと思います。著者の古田さんは朝鮮語がバリバリなので、会議で行った時に彼らのひそひそ話すらすべてわかってしまうようです。特に教科書に関する会議は、先方がひたすら嘘をつき、日本側が反論するという構図で、読んでいても不毛だなと思いました。日本には非核三原則がありますが、この本の中には「助けず、教えず、関わらず」という「非韓三原則」が記載されています。朝鮮人はうそつきだが正直、日本人は嘘はつかないが不正直、というのが的を射ていると思いました。2017/09/05
TheWho
12
筑波大学教授で、東洋政治思想史・韓国社会論・朝鮮中世史を専門とする著者が、韓国の歴史思想の専門家としての立場から韓国をメッタ斬りにする一冊。嫌韓論にはじまった韓国への嫌韓本の纏めとして本著を手にとった。著者は専門家である事から韓国への愛情はあるものの、冒頭から「韓国人は卑劣と言う事を理解できない。なぜなら殆どの国民が卑劣だから」と辛辣に語っている。そして日本は韓国に「教えず、助けず、かかわらず」の「否韓三原則」で対応すべきと主張している。他の識者と同様に韓国とは距離を置く必要性を認識出来る一冊です。2014/10/11
ネコ虎
8
面白いエピソードもあるにはあったが、総じて平凡な主張。文章が下手なのか曖昧で論旨不明な箇所が多々あった。もう少し丁寧に書くべきだ。やっつけ仕事の臭いがたっぷり。非韓三原則の提唱には大いに賛成だが、この本は失礼ながら駄本。2017/04/20
√る~と
2
嘘はつかないが「不正直」なのが日本人。嘘はつくが正直なのが韓国人。彼らの恥はメンツをけがされ、以前のメンツを取り戻そうとする時に発生するのだから絶対に彼らの下手に立ってはいけないと説く。日本人には彼らに対して伝統的生理的嫌悪感があるが学校やマスコミでいけないことだと教化しようとしている。教化者は市民派との指摘はその通りと思う。彼らに対しては日本人は自らの直観を信じて「正直」に相対せよということ。ちなみに彼らには日本人に対する生理的嫌悪感はなく伝承と教育によって培われているそうだ。面白うございました。2020/07/23
hibin7
1
少し古い内容だが、隣国を理解する助力になる一冊。 とても悲しい民族だけど、日本人的な価値観で同情してはいけない。智慧を持って関わっていかないといけないということが理解できた。 日本人の倫理観や道徳観が同じ人間だから通じるという幻想は抱いてはいけない。押し付けようとするから話が通じない。日本人も正直にならないといけない。2018/06/29