内容説明
素晴らしい老後が約束される特別な方法があるわけではない。どのような老後を迎えるかは、どのように生きてきたかという結果だと受け止めるべきである。厳しい言い方をすれば、老後の貧困も孤独も、自ら歩んだ道程の終着点なのだ。
目次
第1章 人生の喜び、人と出会う喜び―歳を経るごとに輝く一生ものの友情、信頼(「金さまに言われた言葉がずっと心に残っていました」;大家族から学んだ人間関係の機微 ほか)
第2章 怒りのエネルギーにかえて―台湾独立運動に捧げた半生(私のほうが、よほど真のラディカリストだ;台湾人二万八千人が虐殺された二.二八事件 ほか)
第3章 哀しみをのりこえる―台湾人に生まれた悲哀(台湾人に生まれた悲哀;台湾語、日本語、中国語の間にあって、どの言葉も中途半端 ほか)
第4章 密かな楽しみ―誰にでもできる美食とおしゃれと人づきあい(美食は朝食から始まる;値段より、好きなものを選び揃える手間、それを楽しむ ほか)
結びにかえて 自立した品格のある老後を送るために
著者等紹介
金美齢[キンビレイ]
評論家。1934年、台湾生まれ。1959年、早稲田大学第一文学部英文科に留学。1971年、早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。1975年より英・ケンブリッジ大学客員研究員。早稲田大学講師などを経て、評論家としてテレビ、雑誌等で活躍。JET日本語学校理事長。2000年5月~2006年5月まで台湾総統府国策顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しょうたろう
桐一葉
Kentaro