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私は、なぜ日本国民となったのか

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  • サイズ B6判/ページ数 189p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784898316177
  • NDC分類 289.2
  • Cコード C0234

内容説明

「わが日本人よ、国家意識をもちなさい!」いま、彼女は、日本人としてこの国の最前線で戦おうとしている。

目次

第1章 私は、なぜ日本国民となったのか(台湾は歴史の分水嶺を越えたかに見えたが…;「私、台湾人をやめます」 ほか)
第2章 台湾人に生まれた悲哀(歴史の転換点となった二・二八事件;台湾全土で横行した白色テロ ほか)
第3章 台湾独立運動に身を投じた五十年(「金美齢は天才だ」;超進学校の劣等生 ほか)
第4章 台湾人の「日本精神」(台湾人自身が使い始めた「日本精神」という言葉;「あの人はリップンチェンシンだから…」 ほか)
第5章 「国家意識」なき日本人へ(日本人にとって、国とは空気のようなもの;“自分の国を守る義務”について考えようとしない ほか)

著者等紹介

金美齢[キンビレイ]
評論家。1934年、台湾生まれ。1959年、早稲田大学第一文学部英文科に留学。1971年、早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。1975年より英・ケンブリッジ大学客員研究員。早稲田大学講師などを経て、評論家としてテレビ、雑誌等で活躍。JET日本語学校理事長。2000年5月~2006年5月まで台湾総統府国策顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

再び読書

36
日本人である事の有難さを知らない自分を含めた日本人が読むべき本です。安定した国家が無ければ、生活レベルは保てない。日本人精神を今日本人が持たなくてはならない。国が無くなる歴史を持たなかった日本が、国の有難さを一番知らない。皮肉な事ですが、これからの世代は国際的な立ち回りを繰り広げないといけなくなる人が多くなる。是非若い世代に読んで欲しい。船戸与一氏の著作を読んでも、国を奪われた民族の悲哀がひしひしと感じる。この幸せを自分たちが手放さない事を祈る。世界は今、かつてないスピードで変わっていっている。2015/06/16

mazda

33
自分が日本に生まれたことは偶然でしかないけれど、今はその偶然にただただ感謝するのみです。それくらい、日本という国家が「当たり前」に存在していることが素晴らしく、どんな発言をしても、どこで何をして暮らしても、法的根拠なく拘束されされることがないというのは、どれだけありがたいことなのだろう、ということを思い起こさせていただきました。この素晴らしさは、2600有余年の歴史が培ったものであり、これまで国家存亡の危機にありながら、身を呈して国を守った諸先輩方について学び感謝する、そこに尽きるのだろうと思います。2014/10/13

さきん

31
2008年の国民党の勝利により、日本国民を選択した著者。台湾内省人としては、50年以上の日本統治の影響を色濃く受け、制度上は差別が残ってはいても、うそをつかない、約束を守る、遵法精神等を日本精神と呼んで慕っている。中国に幻想を抱いている点では、我々日本も同じではないかと思った。政治、文化、経済、価値観は切ってもきれない関係にある。中華思想を植え付けられた台湾人はなおさら、中国大陸を上にしてあがめてしまっている。2019/01/11

やじ

27
50年独立運動に関わられた金美齢氏が、台湾を捨て、日本国籍を取得する決心をした理由が、民主党が圧勝した時の絶望とそっくりだと思った。金美齢氏の本は初めてですが、このような人生を歩んで来られたこと、恥ずかしながら知りませんでした。『かつて「日本精神」を学んだ私が「自分の国を守る覚悟」について日本人に問うていかねばならない。他ならぬ日本人こそが「日本精神」を必要としている』『日本人にとって国とは空気みたいなもの。なければ生きていけないのに存在に気づくことも稀』日本のパスポートは凄いんですね。感謝。2015/10/23

ジェンダー

19
日本国民より、愛国心があるように思う。台湾で日本占領下での教育を経験し僕らには想像も出来ない経験をしている。台湾は親日国と言われているが、中国が近くにいる以上取り込まれるかしれないというの将来的にありえるかもしれないけど自分の国を捨て日本国籍取得という決断するにはものすごい決断だったと思います。2013/06/16

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