内容説明
現代も力点は経済活動に移ったが、まぎれもない乱世である。乱世を生き抜くには、軍師的な視点なり思考というものが重要な意味を帯びる。軍師的な視点・思考というのは、新しい時代を見通し、分析し、さらに積極的に乗りこえる力を与えてくれる柔軟な発想能力なのである。
目次
直江兼続―一流ずくめの多面性をもつ傑出した軍師
楠木正成―卓抜した時代認識をもった鬼謀の人
高師直―図に乗りすぎて引き際を誤った実力者
竹中半兵衛―「敵を制すること神のごとし」といわれた孤高の軍師
島左近―関ヶ原の合戦を演出した殉節の士
黒田如水―天下を取り損ねた大軍略家
真田幸村―「戦争芸術家」の悲愴なる闘い
大石内蔵助―「討ち入りプロジェクト」を完遂した現実主義者
著者等紹介
百瀬明治[モモセメイジ]
歴史作家。1941年、長野県松本市生まれ。京都大学文学部史学科卒業。『表象』同人、『季刊 歴史と文学』編集長を経て現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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