内容説明
戦争を煽り、真珠湾攻撃を待ち焦がれていたルーズベルト。広島原爆投下に固執したスチムソン(米陸軍長官)は非情な軍国主義者だった。戦後75年間隠されてきた歴史の真実!
目次
第1章 ルーズベルトの本当の敵は誰だったのか?―「アメリカ第一主義委員会」との攻防(ルーズベルトに立ちはだかった世論の壁;反ベルサイユ体制・反ニューディール勢力の勃興;ゲッペルスも絶賛する英国の対米プロパガンダ;非干渉主義の旗手、かく戦えり―リンドバークの抵抗その一;ナチスのレッテルを貼られ真珠湾攻撃と共に去りゆく―リンドバークの抵抗その二)
第2章 真珠湾攻撃を恐れていたハワイ(地元メディアは日本軍来襲を予見していた;震えながら「真珠湾奇襲」の一報を待っていたルーズベルト)
第3章 原爆を落とした男ヘンリー・スチムソンの野望(恐怖の「スチムソン・ドクトリン」は、こうして生まれた;スチムソンにとっての「善」と「悪」;スチムソンに操られた国際連盟脱退;スチムソンの残した「爆弾」;待ち焦がれた真珠湾攻撃;原爆投下へのカウントダウン;原爆投下とスチムソンの葛藤)
著者等紹介
渡辺惣樹[ワタナベソウキ]
1954年、静岡県生まれ。東京大学経済学部卒業。日米近現代史研究家。30年にわたり、米国・カナダでビジネスに従事。米英史料を広く渉猟し、日本開国以来の日米関係を新たな視点でとらえた著作が高く評価される。『日米衝突の萌芽1898‐1918』(草思社)で第二十二回山本七平賞奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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