内容説明
日中・1500年の真実、わが国は「中国」と、どう付き合ってきたのか。日本は過去をまったく反省する必要はない。
目次
日本文明とシナ文明―神道を守り抜けば日本人は文明の誇りを維持できる
皇神の厳しき国―聖徳太子が記したシナと対等以上の関係を持つ資格
江戸・漢学者の論争―日本精神を発見して維新の土壌をつくった儒者たち
日清戦争―近代日本はなぜシナ文明と対決せざるをえなかったか
三国干渉とシナの悲劇―清国の衰退が東アジアに危機的状況をもたらした
日露戦争―日本海海戦の勝利は清国に大きなショックを与えた
シナをめぐる日米の対立―対日反感という暗雲が日本の東方から湧き上がった
コミンテルンの赤い魔手―日本との関係悪化の引き金を引いた孫文の容共路線
満洲事変前夜―満洲にいた日本人への攻撃を幣原外相は見過ごした
満洲建国の正統性―リットン伯は「日本の侵略とはいえない」と報告した
盧溝橋事件の真相―日本政府は事件後三週間、不拡大方針を維持し続けた
シナ事変―一級資料のなかに「南京大虐殺」を示すものは一つもなかった
シナとどう向きあうか―われわれが歴史のなかから学ぶべきことは何か
著者等紹介
渡部昇一[ワタナベショウイチ]
上智大学名誉教授。英文学者。文明批評家。1930年、山形県鶴岡市生まれ。上智大学大学院修士課程修了後、独ミュンスター大学、英オクスフォード大学に留学。Dr.Phil.,Dr.Phil.h.c.(英語学)。第24回エッセイストクラブ賞、第1回正論大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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