渡部昇一著作集
渡部昇一の古事記

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  • サイズ B6判/ページ数 278p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784898311912
  • NDC分類 164.1
  • Cコード C0030

内容説明

日本人が知っておきたい日本の歴史・神話の故郷。こんなによく分かる、そして、面白い。編纂1300年目、古事記の謎を解く。

目次

国産み神話にみる「男と女」の関係―伊邪那岐・伊邪那美が教える禁忌と勧奨
「さかしら」な女と「貞節」な女―イブと伊邪那美における「服従」と「不服従」
農業国家・日本の建国宣言―神武天皇が天つ神を祀った故地を訪ねて
男が見てはいけないもの―黄泉国の伊邪那美を垣間見た伊邪那岐の罪
家庭の祭主としての主婦―国を救った天宇受賣命が女であったことの意味
万世一系の皇統の起源―神武天皇の母と祖母は外国人だった
須佐之男命の真実―天孫族と出雲族は、いかにして平和共存しえたか
神武建国神話と言霊―超自然的要素のある国とない国
仏教伝来と用明天皇―仏法を信じて神道を尊ぶというメンタリティの成立
英雄・日本武尊は、なぜ抹殺されたか―その危機管理と計略に学ぶべきこととは
古代の日本における愛のかたち―弟橘比賣命は、なぜ自らを犠牲にしたのか
なぜ、天照大神が主神となったのか―日本民族の文化の継承者としての女性の役割

著者等紹介

渡部昇一[ワタナベショウイチ]
上智大学名誉教授。英文学者。文明批評家。1930年、山形県鶴岡市生まれ。上智大学大学院修士課程修了後、独ミュンスター大学、英オクスフォード大学に留学。Dr.Phil.,Dr.Phil.h.c.(英語学)。第24回エッセイストクラブ賞、第1回正論大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えーた

17
日本最古の書物は左(=弱きもの=女子)を尊び(右手は武器を用いるために使うから凶なのだそうだ)、女神を高天原の支配者とした。そんな古代日本における女性の地位の高さは平安期に咲き誇った女性文学にも表れている。日本武尊は実に卑怯な手で出雲健を倒したが、こういう「奸計も実力のうち」という古代人の考え方に眉をひそめる前に、今日の我が国のお人好しな外交政策や国防論議の質を糺してみる。「古事記」は日本人にとって多くの教訓に満ち、その人間観や社会に大きな影響を及ぼしている。御代替わり後の新年に読むに相応しい一冊でした。2020/01/10

りんふぁ

4
古事記って、気になるけど読みづらい。何度かチャレンジして挫折したけど、これは面白い!日本人の誇りに繋がる。日本の神様も好きになる。2014/03/08

もいちょうけろ

3
古事記って、興味がありつつも敬遠していた。あらためて読むと面白い。2013/09/15

Arisaka

2
(4)『渡部昇一の古事記』…「日本人の源泉」ここにあり!面白さのあまり、読み始めたら止まらない!わが国の「真の歴史」を知れると同時に、わが国の神話を何一つ教えようとしない日本の教育に憤りを感じずにはいられない魂の一冊!2015/01/03

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