内容説明
日本人が知っておきたい日本の歴史・神話の故郷。こんなによく分かる、そして、面白い。編纂1300年目、古事記の謎を解く。
目次
国産み神話にみる「男と女」の関係―伊邪那岐・伊邪那美が教える禁忌と勧奨
「さかしら」な女と「貞節」な女―イブと伊邪那美における「服従」と「不服従」
農業国家・日本の建国宣言―神武天皇が天つ神を祀った故地を訪ねて
男が見てはいけないもの―黄泉国の伊邪那美を垣間見た伊邪那岐の罪
家庭の祭主としての主婦―国を救った天宇受賣命が女であったことの意味
万世一系の皇統の起源―神武天皇の母と祖母は外国人だった
須佐之男命の真実―天孫族と出雲族は、いかにして平和共存しえたか
神武建国神話と言霊―超自然的要素のある国とない国
仏教伝来と用明天皇―仏法を信じて神道を尊ぶというメンタリティの成立
英雄・日本武尊は、なぜ抹殺されたか―その危機管理と計略に学ぶべきこととは
古代の日本における愛のかたち―弟橘比賣命は、なぜ自らを犠牲にしたのか
なぜ、天照大神が主神となったのか―日本民族の文化の継承者としての女性の役割
著者等紹介
渡部昇一[ワタナベショウイチ]
上智大学名誉教授。英文学者。文明批評家。1930年、山形県鶴岡市生まれ。上智大学大学院修士課程修了後、独ミュンスター大学、英オクスフォード大学に留学。Dr.Phil.,Dr.Phil.h.c.(英語学)。第24回エッセイストクラブ賞、第1回正論大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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