山本夏彦とその時代
笑わぬでもなし―山本夏彦とその時代〈3〉

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  • サイズ B6判/ページ数 346p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784898311837
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

わが税制は苛酷で、金持ちは三代目には一文無しになる。世間通でしかも人間通。希代のコラムニストのエッセンス。

目次

笑わぬでもなし(有名というもの;私の河原乞食論 ほか)
ダメの人(木口小平;伊曾保物語 ほか)
恋に似たもの(もと美人たち;やきもち ほか)
冷暖房ナシ(特派員;商売 ほか)

著者等紹介

山本夏彦[ヤマモトナツヒコ]
大正4(1915)年、東京下谷根岸生まれ。少年期に渡仏後、24歳のときショヴォ「年を歴た鰐の話」を「中央公論」に翻訳・寄稿。戦後工作社を設立し、雑誌「室内」(旧題「木工界」)を創刊。同誌に「日常茶飯事」、「諸君!」に「笑わぬでもなし」、「文藝春秋」に「愚図の大いそがし」、「週刊新潮」に「夏彦の写真コラム」を長期連載し、盛名を馳せる。昭和59年に菊池寛賞、平成2年に『無想庵物語』で読売文学賞、10年に市川市民文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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椿

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この本の「犬と私と」という文章がある国語の試験問題に使われていて、それを読みながら涙が湧いてしまったことがある。犬好きな人間ならもうたまらないだろう。この文章をもう一度読みたい、この文章を手元に置いておきたい、そのためにこの本を買った。2017/01/03

横丁の隠居

0
夏彦翁のおっしゃることには、いちいち「禿同」の嵐なのだが、「寿司」の項などもそうである。何でそんな思いをしながら飯を食わなければならないのか、というような店が多かった。未だにすし屋のカウンターにすわるのは抵抗がある。最近はみんなチェーン店になり、また回る寿司ならそんな思いをすることはない。2015/05/31

ゆたか

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私がこの人のコラムを愛読するのは、たまに思わず頷いてしまうような文句に遭うからであろう。例えば…「(レイチェル・カーソン『沈黙の春』を挙げて)私は卓効のある薬なら毒薬にきまっていると思っているから、女史の説に初めから賛成である。すでに賛成している読者には手短に言えばいい。例は一つで十分である。無数の例のなかから、代表的なものを一つあげ、それが代表である証拠に、たいていの例がこの一つに含まれるという例をあげるのが筆者の義務だと私は思うのである。」(p.216)2013/10/15

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