図解 戦国10大合戦の大ウソ

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  • サイズ A5判/ページ数 126p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784898311714
  • NDC分類 210.47
  • Cコード C0030

内容説明

桶狭間の戦いは、じつは、信長の周到な準備があったからこそ勝利した。今川義元の油断が番狂わせを生んだのではなかった。「歴史の常識」はナゾだらけ。

目次

第1章 厳島の戦い(天文二十四年(一五五五)十月一日)―毛利軍の勝利ではない
第2章 桶狭間の戦い(永禄三年(一五六〇)五月十九日)―番狂わせの真相
第3章 謙信の関東侵攻(永禄三年(一五六〇)八月二十九日~)―「義の将=謙信」の大誤解
第4章 川中島の戦い(永禄四年(一五六一)九月十日)―信濃の武将は参加せず
第5章 信長の美濃攻略(永禄四年(一五六一)五月十三日~)―不況対策で国を盗る
第6章 信玄の西上戦(元亀三年(一五七二)十月三日~)―信長は滅びるはずだった
第7章 長篠の戦い(天正三年(一五七五)五月二十一日)―「騎馬隊」も「三段撃ち」も虚構
第8章 賎ヶ岳の戦い(天正十一年(一五八三)四月二十一日)―長良川が勝家の勝利を奪う
第9章 小田原合戦(天正十八年(一五九〇)三月一日~)―疑惑の「北条氏政暗愚説」
第10章 関ヶ原の戦い(慶長五年(一六〇〇)九月十五日)―三成は決戦を望んでいなかった

著者等紹介

森田善明[モリタヨシアキ]
1967年、青森県生まれ。駒澤大学経済学部卒業。出版社勤務を経て現在、歴史研究家として戦国史の定説を問い直す作業を続けている。著書に惟月太郎のペンネームで執筆したものがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぺぱごじら

15
『ま、暇潰し程度』という気分で手に取ったら、なんのなんの。硬派で図解も解りやすく面白かった一冊。凡そ合戦の風評は勝った側が如何にカッコ良く勝ったかを自慢するものですので、そこに粉飾や虚構があるのは当然。筆者は史書・文書の中でも比較的精度の高い一次史料を用いて、大胆ではないですが十分有り得る推論を展開しています。普通に考えたら有り得ない事を『史実』として教わっている自分達に、ちょっと考え直す機会をくれる本です。2011/11/05

kuni

1
こうだったと思っていた戦国時代の戦いが、後の時代の作り話で、確からしい歴史書の積み重ねでは違っていた。武田信玄の信長討伐のための西上戦、信玄の死去により撤退したのではなかったというのは特に納得がいくし、関ヶ原も戦略的撤退であったというのも、その方が確からしく思う。単に合戦というその瞬間だけを見て尤もらしく思っていたが、当時の気候なども含めたそれに至る経緯まで見てみると、違った結論が見えてくる。面白い。 2019/03/09

k_samukawa

1
うーん、ちゃんとしているところは既存の著名な研究者(山室恭子、藤木久志、黒田基樹、藤本正行、鈴木眞哉、千田嘉博ら)の説を引いているだけ、オリジナルっぽいところは正直微妙。あまりいい本ではないですね。2011/11/27

Hisashi Tokunaga

0
長篠・姉川・賤ケ岳と現地を見たことが本書を手に取った動機。大ウソとは言い過ぎだろうけど、根拠は提示されているので満更でもないだろう。史実に詳しくない私にとって後世の歴史書の虚構が何故創作されたかについての興味は尽きない。ハマると大変なことになりそうです。ともかく信長、秀吉、家康らの合戦の意味をどうとらえるかですね。2017/11/29

トメ

0
大ウソっていうほどの大ウソはなかったです。厳島の戦いでの毛利家の感状がほとんど出されなかった理由がそこにつながるとは…。まぁ勝者は自分に都合の悪いことはわざわざ書き残さないので、後世でヒーローになればなるほどいろいろなことがねつ造されるのかなぁと。2015/11/27

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