内容説明
日露戦争、ロシアの脅威を打ち砕く。白人に屈しなかったアジア唯一の国。日本人のための日本の歴史。
目次
第1章 世界史から見た明治維新
第2章 指導者たちの決断
第3章 明治日本の外交政策
第4章 明治憲法の意義と危うさ
第5章 日清戦争の「義」
第6章 ロシアの脅威と日英同盟
第7章 大帝国ロシアを倒した日本人の叡智
第8章 世界史を変えた日露戦争
第9章 日韓併合の実情
著者等紹介
渡部昇一[ワタナベショウイチ]
上智大学名誉教授。英語学者。文明批評家。1930年、山形県鶴岡市生まれ。上智大学大学院修士課程修了後、独ミュンスター大学、英オクスフォード大学に留学。Dr.phil.,Dr.phil.h.c.(英語学)。第24回エッセイストクラブ賞、第1回正論大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
12
渡部先生の得意とする近代に入っています。一般的な歴史の本にはないようなことをよく書いてくれています。保守的な先生ですが、いっていることはもっともであるといつも感じています。2014/05/24
みかん
11
自虐史観に騙されないぞキャンペーンで読むことにした本。良書である。それまでは白人しかできないと思われていた近代化を成し遂げた明治維新の意義、万年属国朝鮮は事大主義ゆえに大国に媚びへつらっていて属国のまま独立していなかったため独立を認めさせるために起こった日清戦争、三国干渉(日本に圧力をかけて遼東半島を返還させた)を契機に始まったシナの"生体解剖"(欧米列強により次々に割譲されていった)、有色人種の国家がその当時世界最強の白人国家を倒したという日露戦争の歴史的意味、(続く)2010/12/05
カインズ
5
【鎖国していても海外情勢を掴んでいた日本】海外情勢に疎いというイメージがある鎖国している時代においても、実は海外の情勢を掴んでおり海外の技術に圧倒されることなく、その技術を我が物にしようとする日本人の姿が見える。他国を侵略することが当たり前の時代において、自国を守るためとはいえ、朝鮮を独立国として扱いながら日清・日露戦争を戦った日本の姿が美しい。日露戦争の勝利に様々な技術が寄与していたということも興味深かった。2012/03/05
0717
3
読み出したら止まらなくなってまた読んじゃった。幕末、維新、戊辰戦争、西南戦争、日清戦争、日露戦争・・・。僕らの先輩達の勤勉と努力と献身に思いを馳せると、自然と目頭が熱くなる・・・。2014/07/01
たま子
1
歴史の流れがとても分かりやすく書かれている。特に日露戦争の勝因説明部分が興味深かった。2018/10/12