内容説明
緻密にして大胆な映画術。職人・平山監督が語る、全作品インタビュー集。映画屋人生40周年記念出版。
目次
第1章 映画界入りまで
第2章 製作進行・助監督時代
第3章 監督デビューの頃
第4章 メジャー映画の模索
第5章 さまざまなヒロインたち
第6章 ジャンルを越えて
第7章 大作映画への挑戦
平山秀幸フィルモグラフィー
著者等紹介
平山秀幸[ヒラヤマヒデユキ]
1950年9月18日、福岡県北九州市生まれ。日本大学芸術学部放送学科卒。加藤泰、寺山修司、藤田敏八、伊丹十三、和田誠などの監督の助監督を経て、1990年、『マリアの胃袋』で監督デビュー
鈴村たけし[スズムラタケシ]
横浜市生まれ。1980年に立ちあげたヨコハマ映画祭では、実行委員長、代表を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まさやん80
1
映画監督平山秀幸さんへのインタビュー。 これまで撮ってきた映画作品、テレビ作品について、かなり詳細に論じている。まず、インタビュアーの鈴木さんがとにかく平山映画ファンで、かなり突っ込んだ質問ができるのがいい。更に、平山さん自身も自作を見直して答えているので、かなりの細部まで行き届いたインタビューとなっている。平山さんは多彩なジャンルの映画を撮っている。もちろん全て傑作とは言わないが、外れが少ないのは間違いない。それは、頑固なまで自らの視点を崩さない平山さんの職人魂に支えられているのがよく分かった。2017/02/07
Zen-zen
0
平山監督の作品は好きなのが多いので期待してたけど、平山さんは論理で演出を構築していくタイプの監督ではないためか、韜晦もあるだろうけどおっしゃってることが少しモワッとした感じ。聞き手が作品の優れた点を褒めるのは当然だから構わないけど、若干褒め殺し的で、ちょっと鼻白む箇所が散見されるのも残念。2016/11/29
まり☆こうじ
0
平山監督はいわゆるお涙頂戴式の演出を軽蔑して拒否する硬派な人なので、ほんらいなら全盛期の市川崑とかに比類する人じゃないかと思っています。きっともう少し時代を経れば、再評価が進むに違いないと思います。『愛を乞うひと』とか、もっと評価されるべき。2024/08/19
-
- 和書
- 新課程やさしい数学1・A