舟に棲む 〈第2巻〉

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  • サイズ A5判/ページ数 312p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784898300404
  • Cコード C0079

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あたびー

35
津田はC型肝炎などで体調を著しく損なっていたが、いつの間にか回復している。釣り好きおっさんずに「無能の人」を地で行く金野青年が加わり、利根川と鬼怒川の合流地点で60cmのヘラブナに挑戦する。作品の映画化というチャンスにも津田はなんだかパリッとしない。この本は第2部で、「舟に棲む」は実はこの後第3部、第4部と続くのだという。掲載誌の廃刊でここまでになったが、作者は残りを描き通すと言っている。どうなったのかな?2023/01/26

gtn

22
「痛みの記憶は消えない」と呟く主人公。それゆえ、他人の顔色を窺い、弱者の怨みに共感する。当然、主人公自身の神経が持たず、家計が傾いているに関わらず、自著の映画化や出演に躊躇したり、釣りに逃避する。だが、逃げられない。主人公は世捨人に成り切れない。ある意味徹底的なリアリスト。2023/12/30

s_n

3
異色作なんだろうけど、本作はつげ義春作品にも負けない傑作だと思う。2017/08/30

kokada_jnet

2
つげ忠男版「無能の人」なんだけれど。兄と比較すると、理屈っぽいし、キャラクターも類型的。2009/09/28

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