内容説明
偽ナショナリストとはいかなる者か?近代化された日本人の原型「明治人」の倫理観に根差す美徳とは何か、純正の保守的日本人とはいかにあるべきかを論じ、本当の意味でのナショナリズムを追求する。
目次
第1部 昭和天皇をないがしろにした戦争は正当化できない(保守にとっての絶対的な評価基準;無神経なコラム;平和への希求を無視した記述;時代遅れの正当化理論;昭和の戦争正当化批判 ほか)
第2部 A級戦犯の靖国神社合祀は妥当か(昭和天皇の靖国神社参拝取りやめ;英霊の顕彰は主権国家の権能;敗戦後の国家による顕彰;国家顕彰の対象者;再びないがしろにされた昭和天皇の意向 ほか)
著者等紹介
西岡朗[ニシオカアキラ]
1930年生まれ。1954年、大阪市大文学部歴史科卒。防衛庁防衛研究所研究部長、ボン大学客員教授など歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。