内容説明
江湖を騒がす謎の盗賊―繍花大盗。髭をはやした男の姿で、牡丹の花を刺繍し、近寄る者を「めしい」に仕立てるという。陸小鳳は捕り手として名高い金九齢の依頼を受け、事件の解決に手を貸すことになるのだが…。数々の危機をくぐりぬけた陸小鳳が、ついに見つけた手がかりとは。
著者等紹介
古龍[コリュウ]
1937~1985年。香港に生まれる。十代で台湾へ移住し、以降病没するまで活動の拠点は台湾におかれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ちい
1
再読。刺繍針で瞬く間に相手の目をつぶす男を捕まえるため、陸小鳳が奔走。前巻であまり出番がなかった司空摘星、暗黒街の王・蛇王など本巻も魅力的な男性陣だけど、それ以上に女性陣の生き生きした活躍っぷりがすごい。薛冰を始めとして、公孫大娘や妹たち。みんな美人で強くて素敵。一話完結のようでいて、前巻の続きでもある。前の疑問が解けてすっきり。「間違いなんか一度犯せばたくさんだ。なんでわざわざ繰り返そうとするんだよ?もう心は死んでしまったのに、わざわざ身体まで殺すこたないだろ?」エピローグの小鳳の言葉が温かく優しい。2014/10/07
こひた
0
「一度行くと決めたら行き先なんて聞いてどうする?」「一度訊いてしまったんだから答えてくれてもいいじゃないか」2015/07/30
イクル
0
シリーズ2作目。1作目からだいぶ落ちる。2011/12/30
辺野錠
0
武芸の使い手の目を潰す神出鬼没の盗賊は何者か?と言う謎を追って二転三転していくミステリー要素が良かった。ハードボイルドな雰囲気の台詞や文章もかっこいい。2020/10/26
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