続・運命共同体としての日本と台湾―アジアを覆う中国の影

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784898273098
  • NDC分類 319.1
  • Cコード C0031

内容説明

北朝鮮、東シナ海、南シナ海、インド洋、ペルシャ湾をつなぐ線は「不安定な弧」といわれ、この地帯においては、いつ戦争が生じても不思議ではない。つまりアジアでは冷戦時代の戦争の危機に似た脅威と、その上にテロの脅威とが二重に存在している。しかし、それを肌で感じている日本人は極めて少ないのが実情である。本書では、それらの警鐘を含め、また世界政治における日本と台湾の関係を検証する。

目次

1 運命共同体としての日本と台湾
2 第二次世界大戦後六〇年の東アジア安全保障―台湾をめぐる情勢を中心に
3 日台関係、一九七二年体制の見直し―日本版「台湾関係法」制定へ向けて
4 継承国家、分裂国家から新生国家へ―台湾新生国家理論
5 台湾の立法院選挙を覆う中国とアメリカの影
6 三権保持の胡錦濤と政権の前途―中国社会の現状を背景として
7 名将・台湾総督としての児玉源太郎

著者等紹介

中村勝範[ナカムラカツノリ]
1929年長野県生まれ。1953年慶應義塾大学法学部政治学科卒業、1955年同大学大学院修士課程修了。1960年同大学助教授、1967年同教授。1996年4月平成国際大学学長。2004年6月同大学名誉学長。法学博士

黄昭堂[コウショウドウ]
1932年台湾・台南県生まれ。台湾大学経済系卒業、東京大学国際学修士、社会学博士(国際関係論)。聖心女子大学、東京大学講師、昭和大学政治学教授を歴任し、現在、台湾独立建国連盟主席、台湾安保協会理事長、財団法人現代基金会理事長、昭和大学名誉教授

浅野和生[アサノカズオ]
1959年東京都生まれ。1982年慶應義塾大学経済学部卒業、1988年同大学大学院博士課程修了。1986年4月中部女子短期大学専任講師、1990年関東学園大学法学部専任講師、1994年同大学助教授、1996年4月平成国際大学助教授を経て、2003年4月同教授。法学博士

徳岡仁[トクオカヒトシ]
1953年滋賀県生まれ。立命館大学大学院修了、北京大学留学。在上海日本国総領事館専門調査員。平成国際大学法学部法政学科助教授。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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