内容説明
はじめて明るみにさらされた“密室”の中の驚異の事実。―「侵略か進出か…」で国際問題にまで発展した教科書検定の実態とは。17年間にわたり検定の実務にたずさわった著者が沈黙を破って赤裸に報告する迫真のノンフィクション!
目次
第1部 教科書検定とは、どういうものか(文部省教科書調査官への転身;教科書検定の仕組み;家永教家書裁判を考える;教育現場からのフィードバック)
第2部 教科書検定の現場から(「川の水はサラサラ」事件;「王様がありました」は間違いか;元号反対論者の驚くべき無神経;ご存知「侵略」「進出」騒動の真実)
第3部 教科書会社とその著者たち(死闘、教科書会社の採択戦争;惜しまれつつ廃刊した信濃教育会)
巻末資料 諸外国の歴史教科書・比較と点検