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出版社内容情報
ライムスター宇多丸の映画本、
今回のテーマは「ドキュメンタリー」!
世界の時事に強くなれる
ドキュメンタリー作品31本を語り尽くす!
ガザの虐殺、クルド人弾圧、SDGsの現実、中国の急成長と葛藤、難民増加……
目にし、耳にしながらも、「情報」として聞き流してしまいがちな日々のニュース。
優れたドキュメンタリーには、それらのニュースを立体的な「生身の声」として実感させる力がある。
他人事だと思っていた社会問題が、身近な、血の通った「自分事」に思えてくる。
「知る義務」がある。すでに我々は「当事者」だ。
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宇多丸──
こんな短時間で、こんな濃密な、こんな深い衝撃を受けられるメディアは、やはりドキュメンタリー以外にないんじゃないか…
伴野──
地獄のような所でも、多くの人々が懸命に生きている。そんな人間の姿を見つめながら「生きる意味」を考えることは、自分の生き方を見つける大きなヒントになると思います。
(それぞれ本文より)
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■各分野のエキスパートによる寄稿も!
・阿古智子〈発展する中国〉
・岡真理〈パレスチナ/イスラエル問題〉
・荻上チキ〈難民〉
・勝又郁子〈クルド人とクルディスタン〉
・宮永健太郎〈環境問題〉
知る・見る・考えることへの一歩を踏み出すために。
日ごろドキュメンタリーを観ない人にこそ読んでほしい。
現代人必修の書、誕生です!
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本書で紹介する作品は、すべて「アジアンドキュメンタリーズ」で配信中。
1本から、すぐ観られる!
ドキュメンタリー映画専門の動画配信サービス
「アジアンドキュメンタリーズ」
https://asiandocs.co.jp/
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【目次】
[目次および紹介作品]
はじめに 宇多丸
プロローグ
『ピアノ─ウクライナの尊厳を守る闘い─』
1 結婚は誰のため
『結婚しない、できない私』『遠い愛を求めて タイの花嫁たち』『精神病棟のプロポーズ』
2 戦禍による深い傷
『わたしの、幼い息子イマド』『父から息子へ~戦火の国より~』『爆弾処理兵 極限の記録』
3 持続不可能な社会
『森林伐採─オリンピックのために─』『プラスチック・チャイナ』『キリバス 大統領の方舟』
<寄稿> 宮永健太郎 「環境と経済」から考える持続可能な発展
4 危険な仕事
『街角の盗電師』『悪魔の運転手』『鉄の男たち チッタゴン船の墓場』
5 難民の行方
『難民の通る村で』『いつか祖国へ─IS戦闘員の妻たち─』『影として生きる 苦難のアフガン難民』
<寄稿> 荻上チキ 難民の脱記号化・再人間化のために
6 秘境の暮らし
『ミャオ族の聖歌隊』『ニュートピア』『スノーランドの子どもたち』
<寄稿> 阿古智子 「私」の主体性を取り戻そうとする中国の女性、少数民族、労働者
7 迫害される人々
『私の心、レイラ』『新疆からの脱出』『米軍協力者たちの運命─イラク・アフガニスタン─』
<寄稿> 勝又郁子 テロリストは誰なのか
8 日本で生きる
『サラリーマン』『徘徊 ママリン87歳の夏』『太陽の塔』
9 パレスチナ・イスラエルで生きる
『医学生 ガザヘ行く』『ガザ 自由への闘い』『オスロ・ダイアリー』『ビューイング・ブース─映像の虚実─』『兵役拒否』『イスラエル主義』
<寄稿> 岡真理 ハマースとイタリア人のレジスタンス
おわりに 伴野智