七面鳥―山、父、子、山

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七面鳥―山、父、子、山

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  • サイズ 46判/ページ数 283p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784898155370
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

思い出の中で、ぼくはデコトラに揺られている。
ハンドルを握る父は、ムード歌謡を裏声で歌っていた。

四歳、九歳、十九歳、三十八歳の四章で綴る、ぼくと父の39年。


父や母、一番近くにいた人とのくすぐったい記憶がよみがえる、親子小説の傑作!
レ・ロマネスクTOBI、書き下ろし初小説。


<あらすじ>
 「ぼく」は息子が生まれて、いろんなことを思い出した。そうだ、ぼくはずっとカリフラワーを七面鳥だと信じていたんだ。
 ビルも地下も歩道橋もない、広島の林業の町に生まれたぼく。力も気も胃も弱い。父親・フミャアキは、酒を飲んで運転し、カープが負ければ家中のものを捨て、「早うせい」が口癖。「そとづら」だけはいい。デコトラで、スナックで、家業の乾物屋で、スキー大会で、野球場で、運動会で、結婚式場で、パリで……。四歳、九歳、十九歳、三十八歳の四章で綴られる、子と父の物語。

内容説明

「ぼく」は息子が生まれて、いろんなことを思い出した。そうだ、ぼくはずっとカリフラワーを七面鳥だと信じていたんだ。ビルも地下も歩道橋もない、広島の林業の町に生まれたぼく。力も気も胃も弱い。父親・フミヤアキは、酒を飲んで運転し、カープが負ければ家中のものを捨て、「早うせい」が口癖。「そとづら」だけはいい。デコトラで、スナックで、家業の乾物屋で、スキー大会で、野球場で、運動会で、結婚式場で、パリで…。四歳、九歳、十九歳、三十八歳の4章で綴られる、子と父の物語。

著者等紹介

レ・ロマネスクTOBI[レロマネスクTOBI]
広島県比婆郡(現在の庄原市)出身。フランスで結成された音楽ユニット「レ・ロマネスク」のメインボーカル。キッチュな楽曲を派手なメイクとコスチュームで歌い踊るパフォーマンスで徐々に人気を集め、2008年春夏パリコレでのライブをきっかけに、世界12カ国50都市以上で公演。09年フランスの人気オーディション番組に出演した動画のYouTube再生回数が、仏で1位を記録し、「フランスで最も有名な日本人」となる。「FUJI ROCK FESTIVAL’11」出演を機に日本に処点を移し、精力的にアルバム・シングルをリリース(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ももや

9
図書館のおすすめ本。よくわからない出版社で、よくわからない作者だと思いながらも手に取ったのですが、面白かった。あんたのお父ちゃんで1冊本書けるなー、っていう父ちゃんの話を本に書きました、という本。快作。図書館おすすめ本にはたまにこういう当たりが潜んでいて、それを発掘できてとってもうれしい得した気分2022/08/23

むさみか

6
広島県の林業の町を舞台にし デコトラ乗りから 乾物屋をはじめ 倒産ギリギリで商いをし 人に頼まれれば なんでも断れず 外面は超いい人なのに 家族には最低 カープが負けたら大暴れする主人公の父 親の都合で振り回され あんまりにも主人公が 酷い目に合うので ちょっと殺意が湧くほど でもご本人の愛嬌が 伝わってくる文章で 憎み切れないんですよね それはきっと  TOBIさんの気持ちそのままでしょうね 2021/06/02

才谷

5
いやー、もう主人公の父親のフミャアキむちゃくちゃな人なぁ。でもこれくらい変なオジサン昔は結構いたような気もする。現代みたいにクリーンな世の中やとすっかり姿消してしまったけども。小説だから事実と違うだろうけど著者のTOBIさんの数々のとんでもエピソードも、この父親にしてこの息子ありと思ってしまうほどに似たもの親子な部分があるなー。2022/01/01

yunyon

3
ずんどこ節できらびやかに世の中に現れ、仮面ライダーではコミカルもシリアスも見せてくれたタッセル!のイメージだったTOBIさん、田舎育ちの庶民生活に、めちゃめちゃ親近感、覚えました。うちの父はもっと昭和の頑固親父でしたが、たぶん家でのフミャアキさんも昭和の頑固親父だったんでしょうね。広島の山間の静かな田舎町からパリでのあの観衆の前での人を食ったようなダンス、そして今回の私小説。今は自分も父になって、子育ての話をまた読ませてほしいです。2021/11/02

もちこ

3
今なら虐待と言われかねない、相当過酷な家庭環境のお話でした。TOBIさんのユーモアあふれる姿しか知らなかったので、こういう背景あるからこその今のスタイルなのかもと思いました。2021/05/29

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