内容説明
熾烈なグローバル競争の中、各国の企業は生き残りをかけ、安価な労働力の国々に工場を建て続けている。その時流に乗りバングラデシュは、中国に次ぐ世界第2位の衣料品輸出国となった。貧しい若者たちにも多くの働く場が生まれたが、資金繰りに苦しむ下請けも多く、賃金未払いによる暴動や工場の倒産もあとを絶たない。ファストファッションが世代を超えて親しまれている日本で暮らしていては気付かない現実が深く突き刺さる。
著者等紹介
梶井照陰[カジイショウイン]
1976年生まれ、新潟県出身。1999年高野山大学密教学科卒業。1995年~1999年、高野山で修行。ベトナム、カンボジア、パプアニューギニアなど、世界各国を訪ね、積極的に取材して歩く。2004年、佐渡の波を撮り続けたシリーズで第1回フォイル・アワードを受賞、写真集『NAMI』を発表する。『DIVE TO BANGLADESH』で、2005年度日本写真協会新人賞を受賞。現在、佐渡島にて真言宗の僧侶をしながら、写真家としての活動をおこなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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