この星の光の地図を写す―北極カバー

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  • サイズ A4判/ページ数 368p/高さ 30cm
  • 商品コード 9784898154991
  • NDC分類 748
  • Cコード C0072

出版社内容情報

写真家・石川直樹、20年の旅の軌跡をおさめた大冊、ついに完成。

海抜0mから標高8848mまで――。
北極、南極、エベレストをはじめとする世界の高峰、
北海道・知床・樺太/サハリン、沖縄から南太平洋・ポリネシアの島々……
人と自然のあらゆる辺境を旅し、きらめく命の点滅を見つめてきた写真家・石川直樹。

「彼のように世界を見た者は、他に誰もいなかったのだ。」
これまでとは異なる視座からこの星=地球と向き合う。
ここではない場所にある人の営みに想いを馳せる。
石川直樹のまなざしを通じて世界を見ると、
この星のうえに無数にある光のあたる場所、
それぞれの命がもつ世界の中心点が見えてくる。

前人未到の記録であり、記憶のぬくもり。
いま、この星の新たな地図が浮かびあがる――。


[目次]
FIRST JOURRNEY はじまりの旅
POLAR 北極と南極
NEW DIMENSION 壁面へ
VERNACULAR 風土建築
THE VOID+CORONA 渡海の軌跡
Mt.Fuji 富士山にのぼる
THE HIMALAYAS+K2 ヒマラヤ遠征
ARCHIPELAGO 多島海

My gear ぼくの道具

[寄稿]
大竹昭子 管啓次郎 藤田貴大 黒河内真衣子 武田砂鉄 竹久侑

― ― ―
石川直樹『この星の光の地図を写す <北極カバー>』 ISBN 978-4-89815-499-1
石川直樹『この星の光の地図を写す <南極カバー>』 ISBN 978-4-89815-500-4
定価:本体価格 各5500円+税

※本書は写真の異なるカバーで2種類の商品が発売となります。本文は同内容です。

石川 直樹[イシカワ ナオキ]
著・文・その他/写真

目次

1 FIRST JOURNEY―はじまりの旅
2 POLAR―北極と南極
3 NEW DIMENSION―壁画へ
4 VERNACULAR―風土建築
5 THE VOID+CORONA―渡海の軌跡
6 Mt.Fuji―富士山にのぼる
7 THE HIMALAYAS+K2―ヒマラヤ遠征
8 ARCHIPELAGO―多島海

著者等紹介

石川直樹[イシカワナオキ]
1977年東京生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。人類学、民俗学などの領域に関心を持ち、行為の経験としての移動を主題に、辺境から都市まであらゆる場所を旅しながら作品を発表し続けている。『THE VOID』(ニーハイメディア・ジャパン2005年:三木淳賞・さがみはら写真新人奨励賞)、『POLAR』(リトルモア2007年:『NEW DIMENSION』と2シリーズで日本写真協会新人賞・講談社出版文化賞)、『Mt.Fuji』(リトルモア2008年:『VERNACULAR』と2シリーズで東川新人作家賞)、『ARCHIPELAGO』(集英社2009年:さがみはら写真賞)、『CORONA』(青土社2010年:土門拳賞)などの写真集がある。その他の著作=『最後の冒険家』(集英社のち集英社文庫2008年:開高健ノンフィクション賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

73
石川直樹の旅のエッセイ「地上に星座をつくる」を読んだ後だったので、この写真が蛇腹のプラベルマキナで撮影されていることがまず驚異的である。「POLE TO POLE 」からポリネシア「VOID」「NEW DIMENSION」「VERNACULAR」とテーマも場所も異なる写真集も見事だが、やはりヒマラヤとK2の写真に思い入れを感じて、魅かれる。著者の言葉「家の玄関を出て見上げた先にある曇った空こそがすべての空であり、家から駅に向かう途中に感じるかすかな風のなかにもしかしたら世界のすべてが、そして未知の世界に→2021/01/29

ピーターラビット

18
ページを繰ると白い世界が広がる。北極圏の船が割れた氷の中で浮かぶ白黒の世界。「自分がもっていない野生を垣間見たとき、畏敬の念を覚え、自らの生活を省みることになる」移動して南米の手形だらけの赤茶の壁画へ。「現実に何を体験するか。どこに行くかということはさして重要なことではないのです。心揺さぶる何かに向かい合っているか、ということがもっとも大切なことだとぼくは思います」移動して崖をくり貫いた住居、茅葺き屋根の家は呪術士がいそう。海や森の来訪神は仮面をつけ葉っぱを身につけ、恵みと厄災を持つ神は直感的に恐い。2021/11/20

Tenouji

10
個展を見に行って、買ってしまいましたw。『極北へ』の後に見たので、非常に良かったです。2019/03/20

巣々木

4
読んだ本というより買った本。6000円は痛かったけどそれだけの価値は十分あるだろう。未来形なのは、これから時々眺めたりして楽しむつもりだから。タイトルにあるように、超巨大な球としての地球と、ちょっとしたシワみたいな山に、必死で登ってる人間の吐く息とが写った写真集という印象です。2019/04/28

onepei

2
手元でじっくり見るのもよい2019/03/10

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