出版社内容情報
[最果タヒ × 百人一首] ふたたび!
記憶が歴史に変わっていく中で消されていった「感性のまたたき」
―― 100の「エモい」を大解剖。
映画、展覧会、WEB、広告、音楽…あらゆる場所へことばを届け、
新しい詩の運動を生み出し続ける詩人・最果タヒ。
清川あさみとの共著『千年後の百人一首』で挑んだ現代語訳では、
千年前から届いた百の思いにどう向き合い、
胸に刺さる詩のような新訳が生まれたのか?
百首を扉にして読む、恋愛談義、
春夏秋冬、生き生きとしたキャラ、人生論。
そして、「最果タヒ」の創作の秘密。
いちばん身近な「百人一首」案内エッセイ、誕生!
最果 タヒ[サイハテ タヒ]
著・文・その他
内容説明
『千年後の百人一首』で現代語訳に挑んだ人気詩人による、今いちばん身近な「百人一首」案内エッセイ。
目次
秋の田のかりほの庵の苫をあらみわが衣手は露にぬれつつ 天智天皇
春過ぎて夏来にけらし白妙の衣干すてふ天の香具山 持統天皇
あしひきの山鳥の尾のしだり尾のながながし夜をひとりかも寝む 柿本人磨
田子の浦にうち出でて見れば白妙の富士の高嶺に雪は降りつつ 山部赤人
奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の声聞く時ぞ秋は悲しき 猿丸大夫
かささぎの渡せる橋に置く霜の白きを見れば夜ぞ更けにける 中納言家持
天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも 阿部仲磨
わが庵は都の辰巳しかぞ住む世をうぢ山と人はいふなり 喜撰法師
花の色は移りにけりないたづらにわが身世にふるながめせしまに 小野小町
これやこの行くも帰るも別れては知るも知らぬも逢坂の関 蝉丸〔ほか〕
著者等紹介
最果タヒ[サイハテタヒ]
1986年、神戸市生まれ。2004年よりインターネット上で詩作をはじめ、翌年より「現代詩手帖」の新人作品欄に投稿をはじめる。2006年、現代詩手帖賞を受賞。2007年、詩集『グッドモーニング』を刊行、中原中也賞受賞、2012年に詩集『空が分裂する』。2014年、詩集『死んでしまう系のぼくらに』刊行以降、詩の新しいムーブメントを席巻、同作で現代詩花椿賞受賞。小説家としても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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