- ホーム
- > 和書
- > 芸術
- > 芸術・美術一般
- > 芸術・美術一般その他
出版社内容情報
海外からも注目を浴びる、震災を経た今の日本のアート。
ラディカルで、ぬくもりある作品を創りだす、開発好明の活動を厳選して収録。
= = = = = = = = = = = = = =
観客参加型の美術作品を中心に制作し、2004年「ヴェネチア・ビエンナーレ」への出品や、
「越後妻有 大地の芸術祭」への出品など、国内外で活動を続けるアーティスト 開発好明。
その作品は、社会の状況、問題に触発されたテーマでありながら、どこかユーモアとぬくもりを感じさせます。
2011年8月から4年間で150日を巡り、東日本大震災の被災地域へ、
アートによる心のつながりを運んだプロジェクト〈デイリリーアートサーカス〉、
福島第一原発から20キロ地点に建てられた〈政治家の家〉、
モグラの着ぐるみで地下から番組を配信する〈モグラTV〉など、
20年近い活動の中から近年の作品を中心にまとめられた、待望の作品集!
○収録作品
・新世界ピクニック
・3.11/3.15
・デイリリーアートサーカス
・政治家の家
・愛銀行
・今プラカード 「今プラ」
・モグラTV
= = =
開発好明は、現代社会に生まれた奇跡のような人だと思う。
そのひとり民主主義ともいえる美術活動が、もう少しこの機会に、
カサカサした無機質の世界に撒かれ育つのを見たいと思う。
――― 北川フラム(アートディレクター、「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」 「瀬戸内国際芸術祭」 総合ディレクター)
**本書寄稿「花咲かおじさんのたたかい」より一部抜粋
= = =
「奇矯なオッサン」と、一言で片付けることができるかもしれない。
でも、そう笑い飛ばした後で、胸の奥がムズムズする。あるいはムカムカする。
アートは、こうして、僕たちになんとも言えない違和感を与えて、
モノの見方に新しい角度を加えるのだ。
――― 後藤正文 (ASIAN KUNG-FU GENERATION) **帯より
開発 好明[カイハツ ヨシアキ]
開発好明 (かいはつ よしあき)
アーティスト。1966年山梨県生まれ。
多摩美術大学大学院美術研究科修士課程修了、多摩美術大学非常勤講師。
1995年?96年にかけて365日の展覧会「365 大作戦」を全国で行い、
その模様をNHK BS「真夜中の王国」の「開発くんがゆく」で放映。
2002年 PS1 MOMA「Dia del Mar/By the Sea」。
2004年 ヴエネチア・ビエンナーレ第9回国際建築展日本館「おたく:人格=空間=都市」。
2006年 ドイツ、ニューナショナルギャラリー「ベルリン- 東京、東京ベルリン」参加。
同年 「越後妻有 大地の芸術祭2006」出品。
2008年 イギリスのリバプール「JumpShip Rat“POP-UP”」出品。
2012年 中国広東省の現代美術館53美術館で日中交流の企画展。
2016年 市原湖畔美術館「開発好明:中2病 展」。
東日本大震災の被災地におけるプロジェクトを、ライフワークとして継続中。
内容説明
海外からも注目を浴びる、震災を経た今の日本のアート。ラディカルで、ぬくもりある作品を創りだす、開発好明の活動を厳選して記録。
目次
新世界ピクニック
3.11/3.15
デイリリーアートサーカス
政治家の家
愛銀行
今プラカード「今プラ」
モグラTV
北川フラム「花咲かおじさんのたたかい」
著者等紹介
開発好明[カイハツヨシアキ]
アーティスト。1966年山梨県生まれ。多摩美術大学大学院美術研究科修士課程修了、多摩美術大学非常勤講師。1995年~96年にかけて365日の展覧会「365大作戦」を全国で行ない、その模様をNHK BS「真夜中の王国」の「開発くんがゆく」で放映。東日本大震災の被災地におけるプロジェクトを、ライフワークとして継続中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。