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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
小夜風
23
【所蔵】モノクロだったお話も全てカラーになっていました。手塚治虫氏没後に元チーフアシスタントの手により着色されたそうです。マーシュカの舞踏会の場面や悪魔くんに色が着いていて感動しました♪ユニコは本当にいろんな世界を旅していて、ユニコを読むことで自分もいろんなお話に触れていたんだな~って思いました。スフィンクスの謎かけもユニコで覚えたんだよね♪ユニコは今でも旅をしているのかな…悪魔くんのユニコを呼ぶ声がいつまでも心に残ります。ユニコを子どもの頃に読めたこと、そして今またこうして出会えたこと、本当に幸せです♪2015/04/06
chatnoir
13
え~と、ユニコは触れ合った人を幸せにし続けるのです。いつか、あなたの元へもやって来るかも知れません的な落ちなのかな。できれば、プシュケと一緒に幸せに暮らしましたで終わって欲しかったなぁ。ビーナス様ったら意地悪ね~って言いつつ、助けてくれないゼフィロスも...何だか薄情なような...。でも、権力者の言う事は聞かざるを得ないか。『最近の子供は古典を読まないから』って言葉が胸に刺さる...手塚さんがこれを書いた頃はギリ子供だった(笑)2017/06/13
スプリント
10
手塚作品の特徴でもあるメタ要素もあり、読んでいて楽しい作品です。これまた手塚作品の特徴ですがきちんとした結末がないのが物足りませんが、終わらない物語ということでしょう。2019/01/27
くろまによん
8
ユニコは誰かに愛されることによって強い力を得て、その人のために尽くす。友情や愛情が弱まると、もうその人のために力を発揮することができなくなってしまう。時代・国などの舞台ごとにエピソードが構成されている。ユニコが幸せにしようとした人々がどんなハッピーエンドを迎えようとも、ユニコの記憶は消され、ユニコのことを誰も知らない場所へ運ばれてしまう。こんな残酷なことがあるだろうか。それでもユニコはその時に愛してくれる人のために健気に奮闘する。2016/06/16
ころぺれ
5
手塚治虫先生にも詳しいわけでもなく、世代も違うけれど、すっかりユニコのファンになりました。カラーなのが、またいい。色使いとかも今見てもおしゃれな雰囲気。童話のようなお話の雰囲気も好き。また読み返したくなるような本だった。2019/03/26